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日本唯一の金型総合技術誌 専門知識を持つ技術者が取材する

来年で創刊30周年を迎える業界誌『型技術』

 決して多くの人は手に取らないかもしれないが、充実した特集でその道のプロから愛されているのが業界雑誌だ。日刊工業新聞社が発行する『型技術』(税込1420円、毎月16日発売)を紹介しよう。

 来年、創刊30周年を迎える『型技術』。『プレス技術』、『工場管理』などの業界雑誌を発行する日刊工業新聞社が世に送り出す、日本唯一の金型総合技術誌だ。
 
 ユニークな点は、一般社団法人「型技術協会」と連携して誌面作りにあたっているところだ。
 
「型技術協会は金型および関連分野の技術の進捗をはかる意図で発足。協会雑誌の意味合いを込めて、『型技術』が創刊されました」(木村孝生編集長)
 
 年に4回、協会と編集会議を開いて誌面構成を練り、インタビュアーは立候補制で適任者を選ぶ。
 
「記者ではなく、専門知識を持った技術者が取材することで読み応えがある記事を作っています。専門用語も多く、基本的な知識は端折られることもあるので、原稿をおこす我々は苦戦しますが(笑い)」
 
 最先端の技術や動向を追う実用性の高さが自慢だが、だからこそハードルが高いと漏らす。
 
「最新技術は企業もなかなか情報を出したがらないので、事例集めが難しい。魅力的な技術の場合は、『出せない』と断わられても諦めきれず、数年後に口説き落とす、なんてこともあります」
 
 近年は誌面も変化している。
 
「業界全体が技術一辺倒から人材育成などへ目を向けるように変化しています。業界の若手に焦点をあてることはなかなかなかったので、連載『金型の未来を拓く技術者たち』は、『この年齢でこんなことまでやっているんだ』と人材育成のヒントになったり、若手にとっては『同年代の技術者はこんなことをしているんだ』と、刺激になったりしている。経営者の方々もエールを込めて、若手を社の代表として快く送り出してくれますよ」
 
 表紙には創刊以来、関連企業の広告を掲載。最先端の製品やシステムが紹介されることも、協会誌ならではの持ち味となっている。

※週刊ポスト2015年11月20日号

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