国内

佐賀・嬉野温泉の番頭猫「帳場に座って18年」の大ベテラン

嬉野温泉「御宿 高砂」の番頭猫のミィ

 日本3大美肌の湯に数えられる、佐賀・嬉野温泉。嬉野川沿いにあるお宿で出迎えてくれたのは、つるすべお肌の美人おかみ…と、つやピカ毛並みの美猫番頭。

「帳場に座って18年。宿のことやったら、隅から隅まで知っとるばい」

 ミィがこの『高砂』に迷い込んで来たのは、1歳のとき。仲居さんの「白猫は福猫やけん」というひと言で宿の猫になった。

「私が番頭するようになってから、猫好きのお客様が増えたとよ。インターネットに載ってからは、わざわざ会いに来てくださる人もおって、ありがたかねぇ」

 と目を細める、ミィ番頭。チェックインとチェックアウトの時間にはお客様へのご挨拶で大忙しだが、日中は温泉街へ散歩に出かけることも。

「足腰は、まだ若い猫に負けとらんよ! 健康の秘訣? そりゃ、嬉野の湯に決まっとるたい」

 入浴するだけでなく、飲めば健康に良いとされる嬉野温泉。ミィはこれを毎日欠かさず飲み、寒いときは温泉の湯がたまる場所に丸まって暖をとるというのだから、うらやましい限り。

「でも、なにより効果があるのは、お客様からいただく言葉のシャワー。『かわいいね』と言ってもらうと、元気がわいてくるとよ!」

 嬉野美人のおかみと若おかみ、そして美猫番頭の笑顔が、今日も訪れる人たちの心と体を癒している。

【プロフィール】
名前:ミィ ♀
年齢:19歳
種類:猫
勤務先:嬉野温泉 御宿 高砂
職種:番頭
主な仕事内容: お客さまのお出迎えと、お見送り。
お給料: 大好物の海の幸。
好きなこと: お客様から「かわいいね」と声をかけてもらうこと。
嫌いなこと:抱っこされること。
現在の悩み: 毎日幸せだから、ありません!
将来の夢:もっともっとたくさんのお客様に来てもらいたか〜。

※女性セブン2015年12月3日号

関連キーワード

トピックス

1990年代、多くの人気バラエティ番組で活躍していたタレント・大東めぐみさん
《事務所が猛反対もプロ野球選手と電撃結婚》元バラドルの大東めぐみ、人気絶頂で東京から大阪へ移住した理由「『最近はテレビに出ないね』とよく言われるのですが…全然平気」
NEWSポストセブン
全国で車中泊をしているわさびちゃん夫婦。夫は元お笑い芸人のピーチキス・けん。
YouTuber・わさびちゃんが「トイレ動画」でバズるまでの紆余曲折「芸人時代に“女”を求められたり、男性芸人から嫉妬されたり…」
NEWSポストセブン
悠仁さまに関心を寄せるのは日本人だけではない(時事通信フォト)
〈悠仁親王の直接の先輩が質問に何でも答えます!〉中国SNSに現れた“筑波大の先輩”名乗る中国人留学生が「投稿全削除」のワケ《中国で炎上》
週刊ポスト
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《借金で10年間消息不明の息子も》ビッグダディが明かす“4男5女と三つ子”の子供たちの現在「メイドカフェ店員」「コンビニ店長」「3児の母」番組終了から12年
NEWSポストセブン
リシェット
戦場取材に欠かせない「フィクサー」とは? ウクライナ入りした報道カメラマンが紹介された“取材に愛犬を連れて来る男” ギャラは「1日1500ドル」と法外な金額に
NEWSポストセブン
女児盗撮の疑いで逮捕の小瀬村史也容疑者(37)。新たに”わいせつ行為”の余罪が明らかになった
「よくタブレットで子どもを撮っていた」不同意わいせつ行為で再逮捕の小瀬村史也容疑者が“盗撮し放題だったワケ” 保護者は「『(被害者は)わからない』の一点張りで…」
NEWSポストセブン
成年式を控える悠仁さまと第1子を出産したばかりの眞子さん(写真・右/JMPA)
眞子さん、悠仁さまの成年式を欠席か いまなお秋篠宮家との断絶は根深く、連絡を取るのは佳子さまのみ “晴れの日に水を差す事態”への懸念も
女性セブン
「ビッグダディ」こと林下清志さん(60)
《多産DVを語ったビッグダディ》「子どもができたら勝手に堕ろすんじゃないぞ」4男6女の父として子供たちに厳しく言い聞かせた理由
NEWSポストセブン
ボニー・ブルーとの2ショット(インスタグラムより)
《タダで行為できます》金髪インフルエンサー(26)と関係を持った18歳青年「僕は楽しんだから、被害者になったわけじゃない」 “捕食者”との批判殺到に反論
NEWSポストセブン
2人は結婚3年目
《長髪62歳イケオジ夫との初夫婦姿》45歳の女優・ともさかりえ、3度目の結婚生活はハッピー 2度の離婚を乗り越えた現在
NEWSポストセブン
オーナーが出入りしていた店に貼られていた紙
「高級外車に乗り込んで…」岐阜・池田温泉旅館から“夜逃げ”したオーナーが直撃取材に見せた「怒りの表情」 委託していた町の職員も「現在もまだ旅館に入れない」と嘆き
NEWSポストセブン
雅子さまのご静養に同行する愛子さま(2025年8月、静岡県下田市。撮影/JMPA) 
愛子さま、雅子さまのご静養にすべて同行する“熱情” そばに寄り添う“幼なじみ”は大手造船会社のご子息、両陛下からも全幅の信頼 
女性セブン