さて、火難の相は家相だけでなく人相にもあります。江戸時代の商人、紀伊國屋文左衛門は江戸の人相見から「最近、火難の相が増えているから、近く大火事があるだろう」と告げられ、材木を買い占めて巨万の富を得たという話があります。
人相での火難の相は、眉のあたりに赤いポツポツが出たり、顔が赤黒くなった状態です。入浴で体が温まったり、お酒を飲んで顔が赤くなるのとは異なり、不自然で暗い赤色です。上まぶたが赤黒くなるのは、自宅が燃え落ちる警告とされています。
火は下から上へと燃え上がりますから、火難の相は主に顔の上部に出るとされています。額から眉、目のあたりに赤黒い色が差してきたら、いつも以上に火の扱いに気をつけてください。
※女性セブン2016年1月1日号