最近注目されているのが「3Dマンモグラフィー」という検査方法だ。通常のマンモグラフィーに比べ、異なる角度から1mm単位で複数の撮影を行うことができる。

 そのぶん料金も高く、通常のマンモグラフィーが5000円前後で受けられるのに比べて2万円程度かかるが、従来のマンモグラフィーより痛みが少なく、より詳細な検査ができるメリットがある。

 導入されている施設はまだ少なく、全国で10か所程度だが“念には念を”という人にはおすすめの検査方法だろう。しかし、“念には念を”入れても、病魔からは逃れられないことがある。

 乳がんに罹患した北斗晶も、1年に1回は検診を受けていたにもかかわらず、見つかったとき、その腫瘍は決して小さくはなかった。重要になるのが、日々のセルフチェックだ。

「1年に1回、検診を受けていれば1cm未満の早期で見つかることがほとんどですが、稀に1年の間に急激に大きくなってしまうこともある。手で直接触ってみて、検診では大丈夫だったけど、何かしこりが触れる、鏡の前で立ったときに乳頭の位置が左右非対称、乳房の皮膚がへこんでいる部分があるなど、いつもと違うと感じたら、病院で受診してください」(濱岡院長)

 検診で異常が見つかると、針を乳房に刺して細胞を吸引する細胞診や組織診などの検査をする。“たぶん大丈夫“ではなく、何か少しでも違和感を覚えたら、すぐに病院に行こう。

※女性セブン2016年1月7・14日号

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