例えば携帯電話を見る場合、メールの内容はもちろん、送受信履歴の件数はどうなっているか? 明らかに削除した形跡があったり、あるいは履歴を全消去していないか? 同様に携帯電話の通話履歴もチェック。
「パソコンの検索履歴も参考になります。普段あまりおいしいものに興味がないのに、おいしいレストランを調べていたり。また浮気の懸念があったら、お財布の中を見てみるのもありですね。食事に行ったレシートが2人分とか、お小遣い制だったらクレジットカードの明細書にヒントがあったりします。違和感を感じた明細の日を思い出すと、“あぁ…あの日帰りが遅かったな…”とか、何か見つかるかもしれません」(鈴木さん)
そうして状況証拠を集めた上で、夫の行動パターンを把握する。
「浮気をしている場合、毎日浮気相手に会うなんてことはほとんどないので、ある程度、曜日は絞られてくると思うんですね。ですから、この曜日は帰りが遅いな、とか、月末になると飲み会が続くなとか、そういったことを振り返ってほしいです」(鈴木さん)
スケジュールを狙い撃ちして対象者の行動確認を実行するのだが、実はこの時期が、年間を通じていちばん調査結果が出やすい時期にあたるという。
「イベントが多いと好都合です。12月のクリスマス、2月のバレンタイン、3月のホワイトデー。現場に出ているスタッフはクリスマス前後はほとんど寝られませんね。浮気相手とは日程をずらして会うので、12月20~26日頃まで忙しい日々が続きます。また忘年会・新年会シーズンもね。外出の機会が増えるから言い訳がしやすいんですよ。“会社の~”って言われると追及しようがないですが、これまでとの比較がポイントです。
景気もたいしてよくなっていないのに、やたら忘年会が多いな、とか。これまではせいぜい2次会で帰ってきてたのに、最近は1時、2時になった、とか。なんで、今年だけ急に楽しくなったのかなぁ、とか。でも飲んできたわりにべろべろじゃない、とか。違和感を見逃さないでください」(鈴木さん)
※女性セブン2016年1月7・14日号