【1月2日 8:15】「『マニアさん』も駆けつける大事な『田町』」
「駅伝ニュース」のメンバーは当日、バラバラに動く。私はその日の直感で動くが、相棒の「マニアさん」はある程度観戦スポットを決めている。最初のポイントは1区5km地点の田町だ。マニアさんは荷物を軽量化し、5000mの自己ベスト14分29秒という選手並みの健脚を飛ばして毎年、きっちりスタート後の大手町から田町に辿り着く。
マニアさんは毎年、この日に備えて心肺と筋肉に刺激を入れてから箱根に臨む。この5kmの通過タイムは1区がスローペースなのか、ハイペースなのかを見極める大事なポイントでもある。田町の通過が8時15分より遅いようだったら、「今年はスローだな」とテレビの前でつぶやき、箱根通を気取ってみよう。
【1月2日 8:55】「六郷橋のスパートは『潰滝』に注目!」
寝過ごしてスタートを見逃しても、六郷橋までおそらく1区の勝敗は決していないはず。先頭集団にフラッシュイエローのランパンの男を探そう。中央学院大の「鉄人」こと潰滝大記(4年)は4年連続の1区が濃厚。「大学名をテレビに確実に映す」という使命を担う。潰滝は、強豪校を置き去りにできるか。
※週刊ポスト2016年1月1・8日号