芸能

『あさが来た』モデルの生家 今は京都のホテルで6500円~

朝ドラヒロイン・あさのモデルの生家はホテルに

 放送開始から13週連続で平均視聴率20%超えを達成するなど大人気のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。波瑠(24才)が演じるヒロイン・あさのモデルとなった人物、広岡浅子は1849年10月18日、豪商の三井家に生まれた。生家は、京都の油小路にあり、17才で大阪に嫁ぐまで過ごした。現在、その場所はどうなっているのか。

 京都駅から車で約15分、京都御所にほど近い場所を訪れてみると、出水橋のほとりに白壁のホテルが建っていた。全94室、洋室も和室もあり、宿泊価格は6500円前後~と、ビジネスにも観光にも適している。外見は洋風で、大きな木や緑があり、自然を感じさせてくれる佇まいだ。このホテル・「ホテルルビノ京都堀川」副支配人の辰巳喜則さんが言う。

「このホテルは昭和47年に建てられました。当時の職員はすでに退職してしまっているので、面影がどの程度あるのかということはわかりません。ただ、庭にある庭石や灯籠などは当時のものではないかといわれています」

 ホテルの表には「生誕地」という看板も置かれ、“あさファン”の姿も見かけるという。

「『あさが来た』のガイドブックを持って訪れるかたは想像以上に多いです。“庭石はどこにあるんですか?”などと聞かれることもあります。生家が残っているわけではないのに、朝ドラパワーはすごいですね」(辰巳さん)

 実は、京都市内で“あさの家”の知名度は高くなかった。油小路で生まれ育った72才の女性は、「三井家の別荘」というくらいの認識。だが、子供の頃に中に入ったことがある。

「地蔵盆といってお地蔵さんの供養をする集まりを三井さんのお宅でやらしてもらって、昔やさかい、もう忘れたけど映画なんかを映さはって、50人くらいでしたかねぇ、集まって見ましたよ。あさちゃんが生まれはったとは知らんかったですねぇ。テレビ見たら、ようけ部屋があってびっくり(笑い)」(72才の女性)

 油小路で育った60代の男性も、同じく「地蔵盆」の思い出を振り返った。

「三井さんのお屋敷っていうのは知っていたよ。京都に3~4つある。地蔵盆以外にも、中に入って遊んだこともあったな。普通の庭じゃなくて広いから、かくれんぼとか、缶蹴りとかしたなぁ」

 地蔵盆の夜は、庭で肝試しをしたこともあるそうで、よっぽど広い邸宅だったようだ。

※女性セブン2016年1月21日号

関連記事

トピックス

自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《ずっと若いママになりたかった》子ども好きだった中山美穂さん、元社長が明かした「反対押し切り意思貫いた結婚と愛息との別れ」
週刊ポスト
連敗中でも大谷翔平は4試合連続本塁打を放つなど打撃好調だが…(時事通信フォト)
大谷翔平が4試合連続HRもロバーツ監督が辛辣コメントの理由 ドジャース「地区2位転落」で補強敢行のパドレスと厳しい争いのなか「ここで手綱を締めたい狙い」との指摘
NEWSポストセブン
伊豆急下田駅に到着された両陛下と愛子さま(時事通信フォト)
《しゃがめってマジで!》“撮り鉄”たちが天皇皇后両陛下のお召し列車に殺到…駅構内は厳戒態勢に JR東日本「トラブルや混乱が発生したとの情報はありません」
NEWSポストセブン
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《早穂夫人は広島への想いを投稿》前田健太投手、マイナー移籍にともない妻が現地視察「なかなか来ない場所なので」…夫婦がSNSで匂わせた「古巣への想い」
NEWSポストセブン
2023年ドラフト1位で広島に入団した常廣羽也斗(時事通信)
《1単位とれずに痛恨の再留年》広島カープ・常廣羽也斗投手、現在も青山学院大学に在学中…球団も事実認める「本人にとっては重要なキャリア」とコメント
NEWSポストセブン
芸能生活20周年を迎えたタレントの鈴木あきえさん
《チア時代に甲子園アルプス席で母校を応援》鈴木あきえ、芸能生活21年で“1度だけ引退を考えた過去”「グラビア撮影のたびに水着の面積がちっちゃくなって…」
NEWSポストセブン
釜本邦茂さん
【追悼】釜本邦茂さんが語っていた“母への感謝” 「陸上の五輪候補選手だった母がサッカーを続けさせてくれた」
週刊ポスト
有田哲平がMCを務める『世界で一番怖い答え』(番組公式HPより)
《昭和には“夏の風物詩”》令和の今、テレビで“怖い話”が再燃する背景 ネットの怪談ブームが追い風か 
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《ラーメンにウジ虫混入騒動》体重減少、誹謗中傷、害虫対策の徹底…誠実な店主が吐露する営業再開までの苦難の40日間「『頑張ってね』という言葉すら怖く感じた」
NEWSポストセブン
暴力問題で甲子園出場を辞退した広陵高校の中井哲之監督と会見を開いた堀正和校長
【「便器なめろ」の暴言も】広陵「暴力問題」で被害生徒の父が初告白「求めるのは中井監督と堀校長の謝罪、再発防止策」 監督の「対外試合がなくなってもいいんか?」発言を否定しない学校側報告書の存在も 広陵は「そうしたやりとりはなかった」と回答
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《過激すぎる》イギリス公共放送が制作した金髪美女インフルエンサー(26)の密着番組、スポンサーが異例の抗議「自社製品と関連づけられたくない」 
NEWSポストセブン
悠仁さまに関心を寄せるのは日本人だけではない(時事通信フォト)
〈悠仁親王の直接の先輩が質問に何でも答えます!〉中国SNSに現れた“筑波大の先輩”名乗る中国人留学生が「投稿全削除」のワケ《中国で炎上》
週刊ポスト