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SMAP騒動 「STAP細胞」とかけたダジャレは危険

語り方が問題 anzphoto_Inc, / PIXTA

 SMAP解散騒動の会話にオッサンも絡んでいきたい。しかしどう絡んでいいのかわからない。だって、もともとファンじゃないんですもの。というわけで、大人力コラムニストの石原壮一郎氏が「SMAP解散騒動に対するオッサンとしての大人な語り方」を伝授する。

 * * *
「えええー、SMAPが解散だって! それは一大事!」

 ニュースを聞いて、反射的に立ち上がった人も多いでしょう。同僚のジャニーズ通の女性に「ど、どういうことなの?」と裏事情を聞こうとしたり、ネットでいろんな記事を探したりもしたかもしれません。

 気持ちはわかりますが、まあ落ち着きましょう。SMAPのこと、とくに好きだったわけじゃないですよね。もちろん前々から大ファンだった方は、どうぞ存分にアタフタなさってください。デビット・ボウイの訃報を受けて急に昔からの大ファンだったような顔をして悼むのはまだ少しはかわいげがありますけど、SMAP騒動についてしたり顔で今後の見通しを語っているオッサンの姿は、けっこう痛々しい印象を与えます。

 疎いジャンルだけど大騒ぎになっている出来事に対して、オッサンにはオッサンのスタンスがあり語り方があるはず。オッサンはSMAP騒動をどう扱えばいいのか。大人としての貫禄がにじみ出る、それでいて微笑ましいコメントを考えてみましょう。

 オッサンのサガとしてぜひトライしてみたいけど、大けがを負う可能性が高いのは「SMAP騒動」と「STAP細胞」をかけたダジャレ。オフィスで雑談をしているときに誰かが「SMAPは解散するんでしょうかね」と言ったら、甲高くて舌足らずなしゃべり方で「STAP……じゃなくて、SMAP解散はありまふ!」と返します。

 さらに、周囲が呆気にとられているうちに「いやでも、そう言っていても結局はなかったから、今度もないかもね」とかぶせましょう。そうすることで奥の深いダジャレのように聞こえるし、SMAPファンに対するやさしいフォローにもなります。

 彼らの芸歴の長さを振り返りつつ、自分のサラリーマン人生にかぶせてみるのも一興。SMAPのデビューは1991年で、今年でデビュー25周年です。25年といえば、新入社員が50前のオッサンになるのと同じぐらいの年月。自分が入社20年以上だったら「彼らも長くがんばってきたんだなあ。いろいろあっただろうなあ」と感慨深げに語ることで、大人の深みを漂わせつつ、SMAP並みの大物になれた錯覚を覚えることができるでしょう。

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