ビジネス

椅子やソファにも合う新感覚座布団「おじゃみ座布団」

床にも椅子にも合うお手玉型の「おじゃみ座布団」

 クッションのように厚みがあり、現代のインテリア、椅子やソファにも合う新感覚座布団が人気だ。その名を『洛中高岡屋 おじゃみ座布団』(M:直径約40cm×高さ約15cm 7560円)という。関西ではお手玉を“おじゃみ”と呼ぶが、この座布団はまるでお手玉のような形状。4枚の布を立体的に縫い合わせている。

 これは、大正8年の創業以来、職人による手作り布団を作り続けている京都の「髙岡」が、2004年に開発したもの。

「平面的に見えますが、京座布団は横から見ると、裏面は平らで、表面はかまぼこのように中央が盛り上がった形をしています。座布団というのは、体重がもっともかかる真ん中からヘタるものなのですが、ヘタった時に凸凹せず、均一に、平らになるよう綿の重ねかた、詰めかたを工夫したのが京座布団なんです」

 同社社長の髙岡幸一郎さんは、そう説明する。『おじゃみ座布団』は、京座布団の良さを残しつつ、より立体的な形をとることで座り心地の良さを実現し、たちまちヒット商品となった。

「立体的にできているものの、この座布団も、使っているうちに中綿がやっぱり、徐々にヘタってしまうんです。そこで、“形を維持するもの”に進化させられないかと思い、座布団作りの常識を覆すチャレンジを始めて、作りだしたのが『NEWおじゃみ座布団』なんです」(高岡さん)

「NEWおじゃみ座布団」は、試行錯誤の末、職人たちが受け継いできた伝統を生かしつつ、新しい工夫を取り入れることで、「反発力がある層」と「ヘタリを和らげる層」を中綿で包んだ三層構造に。座布団の角を挟み込むように座ると、おじゃみの扇形が脚に寄り添い、膝をあまり広げず、正座に近い割り座ができる。背筋がピンと伸び、あぐらや横座りをするにも楽なフォルムとなった。

 さらに、枕や椅子&ソファのクッションとしても利用できる、日本人独特のライフスタイルに対応できる逸品だ。

※女性セブン2016年2月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト