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メガバンクの定期預金比12倍も 高金利ネット銀行に注目

預金金利も銀行によって大きく異なる

 日本銀行のマイナス金利導入で最も気になるのが預金金利。われわれの銀行預金がマイナスになることはないとされるが、ただでさえ雀の涙なのに、メガバンク各行は定期預金の金利を、預ける金額や期間にかかわらず一斉に年0.025%まで引き下げた。

 100万円を1年間預けても利息はわずか250円(税引き前)にすぎない。ゆうちょ銀行も定額貯金は一律年0.025%、定期貯金も4年以下を年0.025%、5年を0.030%と追随した格好だ。

 しかも、日銀の黒田東彦総裁が「必要ならばマイナス金利はまだ下げる」などと発言していることもあり、それら預貯金の金利はさらに引き下げられる恐れもあるのだ。だが、「防衛策がないわけではない」というのは、ファイナンシャルプランナーの深野康彦氏である。

「インターネット専業銀行やネット支店の定期預金はまだ金利を高く設定しているところがあります。

 たとえばオリックス銀行は1000万円以上の定期預金(1~5年もの)で年0.2%とメガバンクの8倍。さらに、あおぞら銀行インターネット支店は50万円以上の定期預金(1年・3年もの)で年0.3%とメガバンクやゆうちょ銀行よりも12倍高い金利となっています。それらもこの先、金利が下がらない保証はありませんから、少しでも高いうちに駆け込みで預けておく手があります」

 小数点以下の微々たる差に思えるかもしれないが、後で引き下げられた時に後悔しないよう、今のうちに利息を確保してしまうのが賢明だ。

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