「受験に恋愛は無駄」「受験は母親が9割」と断言する佐藤ママ。

 子供の勉強スケジュール管理を徹底し、学校の定期テストでは問題集のどのページをやるかまで具体的に指示し、大学受験時の願書は親が書いて子供に清書させるべき--母親が受験に深く関与する必要性について主張してきた彼女にとって、「受験勉強」とはどんな意味を持つのか。

「私は“受験中は恋愛禁止”発言で炎上しましたが(苦笑)、恋愛を全否定するわけじゃありません。でも、人間は最終的に自活する必要があります。何かの職業について、自分でお金を稼ぐためにも、寸暇を惜しんで一生懸命に勉強するべき。その結果が問われるのが受験なんです。そのサポートが親の役目です」

 う~ん、なるほど。では、佐藤ママは息子をAO入試に挑戦させたかった?

「まったくそう思いません。だって、AO入試って怪しいじゃないですか(苦笑)。そもそも合否の基準がよくわからないし。

 一般入試なら点数だけで判断できて、数学ができなかったら次は数学を猛勉強すればいいけど、AOは落ちた理由がよくわからず、人格を否定された気がするし、次にどう勉強すればいいかもわかりません。面接する側の“見極め力”も疑問です。面接官も人間だから限界がある。人間を選別する方法はシンプルであるべきなのにAOはグレーな部分が多すぎます」

※女性セブン2016年3月10日号

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