ライフ

「小保方本」に「陰謀論が大好きな信者にとっての聖書」評

小保方現象とは何か?

 小保方晴子氏自身が騒動の「真相」と思いを綴った手記がベストセラーとなっている。世間を騒がせ、不勉強だったことは詫びているが、誰かを騙そうという「邪心」は一切なく、検証実験によっても自分が担当だった実験部分の再現性は確認されたと主張。一方、共同研究者若山照彦氏の担当だった実験部分が再現できなかった、にもかかわらず、若山氏や理研幹部からの一方的情報によって自分が不正を行ったとされたと非難し、むしろ不正は若山氏の側にあったかのように繰り返し示唆している。

 手記の出版によって騒動の第2ラウンドが始まったかのごとく、ネットを中心に議論が巻き起こっている。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏がそうした「小保方現象」について語る。

──本書をどう読みましたか。

中川:ひと言で言えば「宗教本」だなと。「小保方さんは正しい」派にとっては知りたかった宗教観が書かれているありがたい「聖書」ですが、「嘘をついているんじゃないか」派にとっては真偽を疑わざるを得ない。

 それを物語っているのがアマゾンのカスタマーレビューで、多くが星5つと星1つに極端に分かれているんです。元少年Aの手記『絶歌』なら、共感するか批判するかはともかく、内容が本当か嘘かは議論にならないでしょう。そこが大きな違いですね。

──中川さんは週刊ポストの連載コラム「ネットのバカ現実のバカ」で、ネット上で小保方氏を全面的に擁護する人たちを批判しました。

中川:以前からネット上には小保方さんを支持するブログやフェイスブックのグループがあって、小保方さんも手記の「はじめに」で具体的に名前を挙げて謝辞を述べています。

 そのうちのひとつ「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」というブログが去年12月、「ネイチャー」の姉妹誌で発表された論文を好意的に解釈して「小保方さんの発見は真実だった」と騒いだんです。

 そのことをコラムで「バカ」と批判したら、猛烈な抗議が来ました。抗議の記事についたコメント欄では「嫉妬狂いしたコラム」「鬼畜ライター」「怪しい工作員」などと罵倒されています。こうなると「宗教戦争」みたいなもんです。私は深く傷つきました。

トピックス

鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と浜辺美波のアツアツデート現場》「安く見積もっても5万円」「食べログ予約もできる」高級鉄板焼き屋で“丸ごと貸し切りディナー”
NEWSポストセブン
レッドカーペット大谷夫妻 米大リーグ・大谷  米大リーグのオールスター戦で、試合前恒例行事のレッドカーペットショーに参加したドジャース・大谷翔平と妻真美子さん=15日、アトランタ(共同)
《ピーチドレスの真美子さん》「妻に合わせて僕が選んだ」大谷翔平の胸元に光る“蜂の巣ジュエリー”と“夫婦リンクコーデ”から浮かび上がる「家族への深い愛」
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
この日は友人とワインバルを訪れていた
《「日本人ファースト」への発言が物議》「私も覚悟持ってしゃべるわよ」TBS報道の顔・山本恵里伽アナ“インスタ大荒れ”“トシちゃん発言”でも揺るがない〈芯の強さ〉
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《タクシーで自宅マンションへ》永瀬廉と浜辺美波“ノーマスク”で見えた信頼感「追いかけたい」「知性を感じたい」…合致する恋愛観
NEWSポストセブン
亡くなった三浦春馬さんと「みたままつり」の提灯
《三浦春馬が今年も靖国に》『永遠の0』から続く縁…“春友”が灯す数多くの提灯と広がる思い「生きた証を風化させない」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《産後とは思えない》真美子さん「背中がざっくり開いたドレスの着こなし」は努力の賜物…目撃されていた「白パーカー私服での外出姿」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン