清原には厳しい言葉をかけながらも更正も期待するパンチ佐藤
パンチ:野球界も芸能界もね、チャンスや誘惑があります。ぼくはサラリーマン経験をしたことが大きいんですよ。誰でも褒めてくれる人と飲んだほうが楽しいでしょ。でもぼくは、苦言をしてくれる人と付き合っていました。
清原くんみたいに18才でプロに入ってすぐに4番打って活躍したら、いろんな人が寄ってきますよ、良い人も悪い人も。見極めができなかったのかもしれませんね。
それに勝負師というのは、運や験を担ぎます。飲み屋のママに「このビール一気に飲み干してごらん、明日打てるから」と言われて、次の日ホームランでも打ったら、常連になりますよ。そうやって験を担いだりする。だから、「これを飲んだら打てるよ」というところから薬物に入ったのかもしれない。想像だけれど。
――清原容疑者の報道では、元チームメートの野村貴仁さんの変わり果てた姿が話題になっています。パンチさんもオリックス時代のチームメートでした。
パンチ:野球選手は、野球しかやっていないからダメなんです。だから、誘惑に負けたり騙されたり、野球が終わった後に何もできないんです。野村くんはほんとに野球バカですから。
――現役選手時代の、野村さんの性格は?
パンチ:野球が大好きで、野球しか知らない。そして真面目。ヘルメットとぼうぼうの髭が話題になったけど、「カメラ止めてください。このままじゃ格好悪いから、3時間後に来て」と言って、髭を剃って着替えたらよかったんです。でも真面目だから、そのままインタビューを受けてしまったんです。
彼は家の修理をしていたから、ヘルメットをかぶっていたんでしょ。仲間と飲みに行くくらいだから、髭もそのままにしていたそうですよ、週刊誌の情報ですけどね。融通が利かなかったんでしょうね、野球しか知らないから。
――現在、野村さんは無職らしいですね。