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2016.03.26 16:00 NEWSポストセブン
2世代夫婦のカルテットに憩う 西広島のアットホーム角打ち

角打ちは、2代目・勉さんが一昨年の11月に始めた
広島から山陽本線を3駅下れば西広島。この駅で下車して、逸(はや)る心を抑えながら旧道を西へ7分ほど歩いて行くと、広島の角打ちファンを喜ばせている『リカーショップ マツヤ』にたどり着く。
酒屋としては昭和33年の創業。その後、先代の大塚幸司さん(68歳)が、平成2年に現在の場所に店を移し、この屋号に変更して酒・米・食品を扱いながら、地域と密着して歩んできた。
「私は京都の人間なんですが、18歳のときに、おじ(創業者)がこちらでやっていた松屋酒店に修業に来たんです。5年目に地元の女性(おり江夫人)と知り合って結婚し、振り返ると広島でもう50年になりました」という実質初代の幸司さん。だが、この店の角打ちは、2代目の大塚勉さん(41歳)が平成26年11月に始めたのだという。
「酒についてのファンをもっと増やしたいと、ずっと考えていましてね。いろんな酒があるし、いろんな飲み方もあるわけで、それを知ってもらうには、店の中で飲めるのが一番じゃないですか。そこでまず、有料試飲という形をとったんです。酒屋で飲めるんで敷居が低くなったと言って、酒のベテランだけでなく若い世代も来てくれるようになりました」(勉さん)
この夜もすでに7~8人の客が飲み語らっているが、よく見ると、店の中央で彼らが囲む角打ち台は、1台の小型冷蔵ショーケースと逆さにしたビールケースひとつ分だけの小ささだ。
「お嫁さんの亜紀子さんのアイディアだそうです。中央を占拠していた商品棚を壁際に置いたことで、窮屈感もないですし、みんなギュッと一緒に囲めるんで、歓迎してます。この冷蔵庫の中に、勉さんが作る黄身が赤い半熟ゆで玉子や、亜紀子さんが選別したいろんな種類のミニチーズが入っているんですけどね。これがまた理屈抜きにうまいんですよ」(40代、サービス業)
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