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2016.03.31 07:00  週刊ポスト

東芝 ソニーに売却された大分工場社員を羨む声少なくない

 日本を代表する電機メーカーの東芝は、昨年の不正会計発覚以降、職場が一変してしまったという。

「うちの部門でも40人中10人くらいの先輩が会社を去りました。リーマンショックの時を上回る赤字ですから(2009年3月期で3988億円)、もう先はないかも」(30代営業職のA氏)

 とはいえ、「まだウチは恵まれているほうかも」と話すのは、かつて会社の中枢である経営企画部に在籍した50代のベテラン社員B氏だ。同氏は転職も考えたが、ローンが残る自宅、大学受験を控えた娘、そして同居する80代の両親―─そうした状況を踏まえると、会社に残る決断しかなかったという。

「退職金は50代前半なら通常の3000万円弱に上乗せがあって5000万円くらいにはなりますからね」

 ただしA氏は、「金額だけで見れば手厚いけど、退職を希望しない人もいるから、様々なトラブルが起こってしまう」と付け加える。

「この数か月で、40歳以上の社員は全員が早期退職の意向確認をする面談を受けさせられた。それにあたって、部下に対して面談を行なう上司向けの“研修”が行なわれたと聞いています。

 面接する側が威圧的に見えないように窓の光の入り方を考えて席を配置したりとかね。それでも退職を促されたと感じた社員が逆上して、上司に座っていた椅子を投げつけて危うく警察沙汰、なんて話も聞いた」

(このトラブルについて東芝の広報・IR室は「現時点において把握しておりません」と回答)

 この“面接”に社員たちは戦々恐々としていたという。

「私は残留を希望していたので、面接官から『あなたには是非残ってほしい』といわれてホッとしたけど、流石に面接当日は胃が痛かったね」(B氏)

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