ライフ

肩こり解消エキスパート 特別コースは16年先まで予約一杯

「肩こりの99%は完治できます」(酒井慎太郎氏)

 朝9時、東京・北区にある「さかい保健整骨院」の待合室は人であふれかえっていた──。同院を含む4つの整体院を展開する「さかいクリニックグループ」の酒井慎太郎・代表院長は、「肩こり・腰痛解消のエキスパート」として知られている。「柔道整復師」の国家資格を持ち、指先の鋭い感覚で患部を探り当てていくという。

 院長自ら施術と生活指導をマンツーマンで行なう「特別コース」は16年先まで埋まっているというからその人気がよくわかる(酒井院長がバックアップしながらスタッフが施術する「通常コース」の予約は1か月待ち)。酒井院長はこう語る。

「肩こりの99%は完治できます。まず私はコリに苦しんでいる人の首や肩を触りながら、原因となっている関節のズレを把握します。その部分を適切にケアし、血流や神経の圧迫を改善します」

 酒井院長が多くの来院者の信頼を得ている理由の一つが、施術の前に行なわれる検査だ。まず「3D姿勢分析器」を使って、姿勢をチェック。一瞬で骨格の歪みを可視化する(=左の全身画像)。さらに超音波エコーで患部の筋肉の硬さを計測。そうしたデータを、その後の施術に役立てるのだ。

 連日のパソコンでの原稿作成のためか、慢性的な肩こりを抱える記者が実際に酒井院長による施術を体験した。

 酒井院長はベッドにうつぶせになった記者の上にまたがると、頭から肩口にかけて入念に触っていく。軽いタッチではなく、首の骨を指で押し込むような強さだ。1分ほどかけて終えると、酒井院長は記者に告げた。

「第六頸椎と第七頸椎の間隔が狭くなっています。背中、特に肩甲骨の内側のコリが酷いはずです」

 まさに記者がつらさを感じている部位だ。今度は首筋から肩甲骨にかけて、先ほどより強い刺激を与えていく。骨と骨の間にグッと酒井院長の指が入り込んでくると、関節が押し開かれるような感覚があった。

 その間、約15分ほど。施術が終わり立ち上がると、背中のだるさと痛みが驚くほど軽くなっていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

スタッフの対応に批判が殺到する事態に(Xより)
《“シュシュ女”ネット上の誹謗中傷は名誉毀損に》K-POPフェスで韓流ファンの怒りをかった女性スタッフに同情の声…運営会社は「勤務態度に不適切な点があった」
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(時事通信社/読者提供)
《動機は教育虐待》「3階建ての立派な豪邸にアパート経営も…」戸田佳孝容疑者(43)の“裕福な家庭環境”【東大前駅・無差別切りつけ】
NEWSポストセブン
未成年の少女を誘拐したうえ、わいせつな行為に及んだとして、無職・高橋光夢容疑者(22)らが逮捕(知人提供/時事通信フォト)
《10代前半少女に不同意わいせつ》「薬漬けで吐血して…」「女装してパキッてた」“トー横のパンダ”高橋光夢容疑者(22)の“危ない素顔”
NEWSポストセブン
露出を増やしつつある沢尻エリカ(時事通信フォト)
《過激な作品において魅力的な存在》沢尻エリカ、“半裸写真”公開で見えた映像作品復帰への道筋
週刊ポスト
“激太り”していた水原一平被告(AFLO/backgrid)
《またしても出頭延期》水原一平被告、気になる“妻の居場所”  昨年8月には“まさかのツーショット”も…「子どもを持ち、小さな式を挙げたい」吐露していた思い
NEWSポストセブン
初めて万博を視察された愛子さま(2025年5月9日、撮影/JMPA)
《万博ご視察ファッション》愛子さま、雅子さまの“万博コーデ”を思わせるブルーグレーのパンツスタイル
NEWSポストセブン
憔悴した様子の永野芽郁
《憔悴の近影》永野芽郁、頬がこけ、目元を腫らして…移動時には“厳戒態勢”「事務所車までダッシュ」【田中圭との不倫報道】
NEWSポストセブン
現行犯逮捕された戸田容疑者と、血痕が残っていた犯行直後の現場(左・時事通信社)
【東大前駅・無差別殺人未遂】「この辺りはみんなエリート。ご近所の親は大学教授、子供は旧帝大…」“教育虐待”訴える戸田佳孝容疑者(43)が育った“インテリ住宅街”
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
【エッセイ連載再開】元フジテレビアナ・渡邊渚さんが綴る近況「目に見えない恐怖と戦う日々」「夢と現実の区別がつかなくなる」
NEWSポストセブン
『続・続・最後から二番目の恋』が放送中
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』も大好評 いつまでのその言動に注目が集まる小泉今日子のカッコよさ
女性セブン
田中圭
《田中圭が永野芽郁を招き入れた“別宅”》奥さんや子どもに迷惑かけられない…深酒後は元タレント妻に配慮して自宅回避の“家庭事情”
NEWSポストセブン
ニセコアンヌプリは世界的なスキー場のある山としても知られている(時事通信フォト)
《じわじわ広がる中国バブル崩壊》建設費用踏み倒し、訪日観光客大量キャンセルに「泣くしかない」人たち「日本の話なんかどうでもいいと言われて唖然とした」
NEWSポストセブン