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アリババ会長「中国のコピー商品は本物並み」発言が波紋

 英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」はあるブランド企業の経営者の発言として、馬氏の発言について「言い返す価値がない」や「(馬雲が)そんな話をしたというのは驚くべきことだ」「馬会長はコピー商品の販売で不当な利益を上げている」などの痛烈な批判を掲載した。

 アリババの昨年度の総取引額は3兆2500億円(約52兆円)にも達し、世界最大の流通企業に成長しているが、米経済誌「フォーブス」は「ハンドバッグに自動車部品、スポーツウェア、宝飾品と、(アリババが運営する)淘宝(タオバオ)には常に数百万点の疑わしい商品が売りに出されている。

 試しにタオバオ上で検索語に『グッチ』を指定し、希望の価格帯を真正品よりもはるかに安い300元(4800円)未満に設定したところ、3万件もの検索結果が表示された」と報じている。

 また、米国国土安全保障省によると、2014年度に水際で押収された中国と香港からのコピー商品は11億ドル相当にものぼり、これは同省の摘発総額の88%を占めているという。

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