昨年11月に発売したカジュアルファッションマガジン『This!(ディス)』に続いて、少し大人な内容にリニューアルされた『Maybe!(メイビー)』が6月16日に発売されて、20代女性を中心に話題を呼んでいる。
今回のテーマは「恋愛ってなんだ?」。岡村靖幸・安藤裕子・コムアイ(水曜日のカンパネラ)によるアーティスト鼎談『「恋愛」と「本能」を語る』や映像ディレクターの大根仁インタビュー『本命になれる女はどんな人!?』など、さまざまな特集が組まれている。
なかでも注目を集めているのは『経験人数ファッション図鑑』だ。男女「0人」「1~5人」「10人」「50人」「100人」と異性の経験人数別にグループ分け。俳優、女優、ミュージシャンなど多くのスタイリングを手掛けるスタイリストの梶雄太さんが、そのグループごとに着ていそうなファッションを解説している。
『Maybe!』に掲載されている『経験人数ファッション図鑑』解説ページの「0人」「1~5人」を一部抜粋して紹介しよう。(解説のコメントは梶さん)
■0人女■
モテるということはあまり考えてなくて、友達へのプレゼントも好きなMOMAのショップで買ったりするんだけど、まだ前衛的まではいかなくて、乙女チックなので嫌なにおいはしない。個性的な自分に酔ってるけど、本気でこの格好が好きだし、かわいいので鼻につかない。誰かに認められたいとかじゃなく、自分のために選んだファッションだね。
■0人男■
サイズ感を見てほしい。どれだけ服に興味がないかを。柄と柄。無難な色。よく行くショップは、リサイクルショップ、量販店など。生活圏内に「洋服屋」っていうのが入ってこない。
■1~5人女■
「社会的に評価されたい」っていうのがキーワード。Gジャン、ボーダーと間違いないセレクト。ある意味、石橋をたたいたファッション。メガネやヘアバンドも、自分が好きなものを選ぶというよりは、「スタンダードな位置にいたい」という安心感。ちょっと周りを意識して色気立つ最初の頃っぽい。嫁にするならコレ。と思われる感じだよね。
■1~5人男■
過度のかわいさ。でもモテを意識し始めてパステルの色を合わせちゃう。「色と色を組み合わせればいい」というのからハウツーとしてもっていくところを、雑誌をそのまんま実行しちゃう初心者。リストバンドも「なんでそれなんだよ!」っていう足し算じゃん。かわいいよね。
Photo: SOPHIE ISOGAI(KiKi inc.)
Styling&Text: 梶雄太
Hair&Make-up: Carrie HM
Model: Julia Belyakova , Sam Evans
『Maybe!』創刊記念イベント
日時:7月17日(日) 17時~ 観覧フリー
場所:HMV&BOOKS TOKYO 東京都渋谷区神南1-21-3渋谷モディ6F
内容:ファッション雑誌の新たな可能性! 経験人数 &ゴミから見つめるファッション講座
ゲスト:梶雄太(スタイリスト)、川井歩実(ポップアーティスト)、まんしゅうきつこ(漫画家)、南阿沙美(写真家)、なかむらるみ(イラストレーター)他