グラビア

相本久美子が歌手活動再開 秘蔵カットと共に意気込みを披露

マルチタレントの先駆者(1980年。当時22歳)

 現在では当たり前のようになっている“マルチタレント”という存在。相本久美子(58)はその先駆者だった。

「アイドルは歌手か役者という選択肢しかなかった1970年代に相本さんはバラエティに進出。『TVジョッキー』でのミニスカート姿と臨機応変な対応ぶりが印象的でしたね。美貌とスタイルの良さに加え、ファンの間では、イニシャルとかけて『IQ』と呼ばれる知的さを兼ね備えていました」(経済アナリストでアイドルにも詳しい森永卓郎氏)

 歌だけでなく、ドラマで芝居もして、バラエティ番組でもそつなく進行。圧倒的な美脚とスタイル、弾ける笑顔で水着グラビアでもファンを楽しませてくれる──。相本は何事も真面目に一生懸命に取り組んだ。

「デビューから1年、売れない時期を経験したことが大きかったと思います。水着写真は今見ても、恥ずかしいですね。私は色気よりも、健康的な姿が求められました。あの頃は撮影で朝から晩まで海辺で陽に当たり、ずっと笑っていましたね。時々、不機嫌になりましたが、逆に表情にバリエーションが出て良かったみたい(笑い)」(相本/以下同)

 山口百恵や桜田淳子が芸能界を席巻していた1974年9月、相本久美子は近藤久美子の芸名で歌手デビューを果たす。その後1年で3枚のシングルを出したがヒットチャートには入らない。事務所のタレントは自分ひとりのみ。将来に不安を覚えた頃、仕事で一緒になった西城秀樹が自身の所属する事務所を紹介してくれた。移籍後に改名し、仲良くなった後輩の岸本加世子と新宿で2人暮らしをしたこともあった。

 1975年、ドラマ『花吹雪はしご一家』で秀樹の妹役に抜擢される。撮影が終了する頃、主演の森光子は「必ず誰かが見てくれているから、どんな小さな仕事でも頑張りなさい」と何気なく口にした。

「すごい言葉をもらったなって。あれから、ずっと心に留めています」

関連記事

トピックス

降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
警視庁がオンラインカジノ店から押収したパソコンなど(時事通信フォト)
《従業員や客ら12人現行犯逮捕》摘発された店舗型オンカジ かつての利用者が語った「店舗型であれば”安心”だと思った」理由とは?
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
看護師不足が叫ばれている(イメージ)
深刻化する“若手医師の外科離れ”で加速する「医療崩壊」の現実 「がん手術が半年待ち」「今までは助かっていた命も助からなくなる」
NEWSポストセブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン
キール・スターマー首相に声を荒げたイーロン・マスク氏(時事通信フォト)
《英国で社会問題化》疑似恋愛で身体を支配、推定70人以上の男が虐待…少女への組織的性犯罪“グルーミング・ギャング”が野放しにされてきたワケ「人種間の緊張を避けたいと捜査に及び腰に」
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
【新宿タワマン殺人】和久井被告(52)「バイアグラと催涙スプレーを用意していた…」キャバクラ店経営の被害女性をメッタ刺しにした“悪質な復讐心”【求刑懲役17年】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこの自宅マンションから身元不明の遺体が見つかってから1週間が経った(右・ブログより)
《上の部屋からロープが垂れ下がり…》遠野なぎこ、マンション住民が証言「近日中に特殊清掃が入る」遺体発見現場のポストは“パンパン”のまま 1週間経つも身元が発表されない理由
NEWSポストセブン
幼少の頃から、愛子さまにとって「世界平和」は身近で壮大な願い(2025年6月、沖縄県・那覇市。撮影/JMPA)
《愛子さまが11月にご訪問》ラオスでの日本人男性による児童買春について現地日本大使館が厳しく警告「日本警察は積極的な事件化に努めている」 
女性セブン