「(父親からは)コップを投げられたこともあるし、冷蔵庫を蹴っ飛ばしたりもしていました。私に対しては“何でお前は仕事しないんだ”“何でこんな遅くまで起きているんだ”なんてよく怒鳴る」

「母に関して言えば脳梗塞がわかったのは、2年ほど前です。その前から自律神経をやられており、歩いているときに尿を漏らしたり、風呂場で脱糞してしまったことも。夜中にトイレに起きるのもしょっちゅうで、喉が余程弱っているのか、吐くときに、下に吐かずに、上を向いて吐くんです。だから用を足した後はトイレの壁一面が吐瀉物だらけになった」

 それゆえ介護ノイローゼになり、家の前を猛スピードで走る車や、携帯電話をいじりながら運転している車に向かって、思わず陶器を投げつけたことがあるとも告白。「おかげで近所の人にも嫌われてしまった」と語っている。

 実際、女性セブンが近所の人に話を聞くと、キーボーの迷惑行為が次々に出てきた。こういった娘の言動に対して、母は常々呆れかえっていたようだ。

「好きなこと言ってるなって、見ていました。もう、好きにすればいいと思っていましたから。一緒に住んでいるとき、あの子がしてくれたのは…料理を作ってくれました。でも、わたしらの口に合うようなものは作ってくれないのね。こってりしたものばかりで、“それじゃ、私もつらい”と言うと、“ぜいたくなこと言うな”って言って怒ってね。

 洗い物は全部、お父さんがやっていましたし、日常の生活費も私が出していました。あの子の町内会費も、実家の光熱費も」

 娘は両親の壮絶な介護をしていることを公言し、一方でその両親は介護といっても、一緒に住んで口に合わない料理を作ってくれていただけと介護を否定する。

 こうまで親子関係がこじれ、あげくの果てに警察沙汰となり、互いの近況を知らない絶縁状態になってしまったのはなぜなのか。

「娘があんなふうになってしまったのは、働きたくてもうまくいかなくて、腹が立ったからだと思います。東京に仕事を探しに行くとかはしていたと思うんですけどね。一時期スナックで働くこともあったけど、店がつぶれちゃってね。でもあの年じゃ、そんなに仕事ないでしょう」

※女性セブン2016年8月18・25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン