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万引き逮捕のキーボー 介護を巡りこじれた関係を母が吐露

「ヒロシ&キーボー」で活躍していた頃のキーボー

『3年目の浮気』のヒットで知られる「ヒロシ&キーボー」のキーボーこと山田喜代子(59才)が7月25日、コンビニで1600円のアイカラーを盗んだとして逮捕された。キーボーは容疑を否認している。

 認知症の父と、脳梗塞で右半身が麻痺した母の介護に追われる日々をテレビや雑誌で明かしていたキーボー。しかし、本誌・女性セブンがキーボーが両親と住んでいた静岡・浜松の実家へ向うと、その実家は、雨戸が閉められ、人の気配もなく、しんと静まり返っていた。近所の人によると、キーボーは昨年7月の父による警察沙汰の直後から、実家で一人暮らし。両親は同じ浜松市内にいるキーボーの弟と暮らしているという。

 弟宅に行き、両親に話を聞いた。キーボーの事件の件で話を聞きたいと伝えると、娘の万引き事件について初耳だったというふたり。認知症で要介護度2の夫・四郎さん(83才)に代わって取材に応じてくれたのは、要介護度1の妻・晴子さん(84才)。

 7年前に認知症を発症した四郎さんはキーボーに対して暴力をふるうことがあり、5回にわたって警察沙汰にもなっている。昨年7月に警察沙汰になったことで、両親は息子宅で暮らすこととなり、キーボーは実家で一人暮らしとなった。

 女性セブンの記者が、晴子さんに「また一緒に暮らしたいですよね?」と聞くと、力強く「ない!」と答えた。その理由をたずねると、介護に直面する親子の複雑な胸中が浮かび上がってきた。

「娘はね、東京にいられなくなったから来たんです。しょっちゅう、お金を送ってくれと言われて、私もお金があるわけじゃないから困る。だから、“帰って来なさい”って言った。それなのに娘は、いろんなところで、“私はあんたたちを看るために帰って来たんだ”って言うの。自分ではそう思っているんでしょうね。それが、10年近く前のことです」(晴子さん、以下「」内同)

 物事にはいくつもの側面がある。それをどう見るかによって、時に人は親しくなったり、対立したりする。それは親子の間でも同様で、まして介護の現場では、介護する側と、介護される側との心のすれ違いから、これまでもたくさんの悲劇が繰り返されてきた。キーボーと両親のすれ違いも、思った以上に大きくなっていたようだ。

 キーボーは、父を警察沙汰にした直後の2015年7月16日号の『週刊新潮』で、こんな話をしていた。

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