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2016.08.27 07:00  週刊ポスト

笑福亭鶴瓶 緒形拳に割られたメガネから学んだ役者魂

役者としてのキャリアも長い笑福亭鶴瓶

 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。8月27日から全国公開される映画『後妻業の女』に出演する、笑福亭鶴瓶の言葉をお届けする。

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 お笑い芸人として活躍する笑福亭鶴瓶だが、実は役者としてのキャリアも長く、初めての本格的な出演は八三年のNHK時代劇『壬生の恋歌』だった。

「別に役者をやるとかいう意識じゃなく、バラエティ番組の一つとして役者をやってるんだという意識やったんですよ。バラエティに活きるから役者やってるっていうか。『今日、緒形拳さんとな』とか『大滝秀治さんとこんなんやってな』とか、ラジオで言えるから。ラジオを聴いているみんなに『あの人、こんな人やで』って、こんな有名な方とお会いしたと話したいというのがキッカケなんですよ。

 芝居の『間』もバラエティで覚えました。フリートークやってると間があるでしょう。相手の話が終わった時に、どのタイミングで次にいくかという。相手が全部やり終わって『もうないな』と思ってから次にいくか、しばらく待って喋るのか、終わりきらないうちに被せていくのか。そこは芝居もそうなんです。台本に書いてる言葉かそうじゃないかの違いだけで。

 だから落語とは全く違います。落語は間を全て自分でやりますから。僕、当時は落語をやっていなくて、芝居が先で落語が後だったので、その違いに困ることはありませんでした」

 翌年のテレビドラマ『高級コールガールの殺人』(テレビ朝日)では緒形拳と共演している。

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