【野村萬斎がゴジラを能で表現!】
公開されるまで、一切、明かされなかったゴジラ役を、まさかの能楽師・野村萬斎(50才)が演じていたとわかり、衝撃が走った。
これは野村主演の映画『のぼうの城』(2012年)でメガホンをとった樋口真嗣監督が、「狂言はこの世ならざるもの、人でないものを動きだけで表現する」という理由で、起用を決めたと明かしている。
人の動きをデジタル化するモーションキャプチャーの技術により、野村はゴジラの動きを見ごとに表現。完成を見た長谷川は、「ゴジラが東京で止まるシーンは、まさに萬斎さんの止まりかた。日本の伝統芸能が入り、オール・メイド・イン・ジャパン」と大絶賛した。
【ゴジラの進化する姿に釘付け】
体長118.5mとシリーズ最大となる今回のゴジラだが、初代と比べると顔は小さく、首と尻尾が長くなっている。
「初代は、中に人が入っていたため、顔を大きく作らざるを得ませんでした。しかし今回はフルCG。縦横無尽に動けるだけでなく、都市をひとたまりもなく破壊するため、尻尾を長くした…というのも、『シン・ゴジラ』の特徴です」(柴尾さん)
見た目も上陸するたびに進化し、変わっていく。
「蒲田に上陸したときの形状は不気味でしたが、これが人気となり、ファンの間では“蒲田くん”と名付けられました。次に品川くんに。鎌倉のときは進化を遂げて“鎌倉さん”となりました」(柴尾さん)
まるで出世魚? “蒲田くんは目がかわいい”という女子も現れ、変化する姿だけでも大いに語り合われている。
※女性セブン2016年9月15日号