芸能

フジがわずか半年で15時間生放送終了 好判断に復活の予感も

『みんなのニュース』は1時間縮小されるという(公式HPより)

 フジテレビの秋の改編で、今春に掲げた「15時間生放送」をわずか半年で終了することが発表された。今後は、平日夕方の『みんなのニュース』を1時間縮小して、『メディアミックスα』に変更。15時50分~16:時50分をBS・CS・配信との連動コンテンツやドラマの再放送にあてるという。「15時間生放送」は、低迷が続くフジテレビ再生のための一大プロジェクトだったはず。なぜこんなにも早く方向転換をはかったのだろうか? テレビ解説者の木村隆志さんが分析する。 

 * * *
 逆風が続く中、「わずか半年で挫折」と揶揄されるのを承知で、さほど重要ではない16時台の1時間のみを変更したところに、フジテレビの苦悩が見て取れます。しかも放送されるのは、BS・CS・配信との連動コンテンツやドラマの再放送。つまり、「『メディアミックスα』を見てもらいたい」という自信満々の番組ではなく、主にプロモーション目的のコンテンツが予想されているのです。

『みんなのニュース』の視聴率が好調ならこの改編は必要なかっただけに、番組関係者は悔しい思いをしているでしょう。ただ、『みんなのニュース』の16時台は、なぜか日替わりの若手イケメン俳優を起用したり、木村拓也アナが人力車で街を歩きながら天気予報したりなどのギャンブル的な企画が不発で、視聴者をつかめなかったのも事実。再放送のドラマを下回るレベルの低視聴率から抜け出せませんでした。

 もともと録画視聴が期待できない生放送番組は、視聴率がそのまま支持率に直結するだけに、今後も午後帯の番組で縮小や打ち切りがあるかもしれません。特に、『ミヤネ屋』(日本テレビ系)の後塵を拝す『グッディ』(フジテレビ系)や『ゴゴスマ』(TBS系)、『news every.』の後塵を拝す『Nスタ』(TBS系)の関係者は、「明日は我が身」と身が引き締まる思いではないでしょうか。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
「What's up? Coachella!」約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了(写真/GettyImages)
Number_iが世界最大級の野外フェス「コーチェラ」で海外初公演を実現 約7分間、圧巻のパフォーマンスで観客を魅了
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
天皇皇后両陛下、震災後2度目の石川県ご訪問 被災者に寄り添う温かいまなざしに涙を浮かべる住民も
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン