【6】赤旗部数減と党収入
日曜版と日刊紙を併せた最盛期は、1980年の355万部。2014年1月に党大会で公表した発行部数は約124万部。このうちの100万部程度は日曜版が占めるといわれている。
2015年に公表された2014年分の政治資金収支報告書によれば、党収入224億7729万円のうち、赤旗に代表される「機関紙誌の発行事業」による収入は193億6258万円。党収入の86.1%を占めている。
【7】赤旗購読料値上げ
2011年から赤旗購読料は月2900円から500円アップの3400円に値上げ(消費税8%に値上げに伴い、現在は3497円)。購読料値上げは2000年以来、11年ぶりのことだった。
【8】鳥越氏に関する赤旗報道
都知事選に関する赤旗の1面の見出しを以下、列挙する。「歴史的知事選 鳥越氏必勝を」(7月23日付)、「鳥越候補の旗印鮮明」(7月26日付)、「鳥越支持広げ抜く」(7月28日付)、「都民の声聞く鳥越都政へ」(7月29日付)、「鳥越都知事 何としても」(7月30日付)、「鳥越氏が大健闘」(8月1日付)と、鳥越氏の動静に力点を置いていることが分かる。
【9】「赤旗」の歴史
1922年 日本共産党創立。
1928年 「赤旗」創刊。月2回刊行。
1935年 言論弾圧から187号をもって休刊。
1945年 復刊。
1946年1月 「赤旗」から「アカハタ=AKAHATA」に改題。2月に週5日刊に。
1947年7月 「アカハタ」に改題。
1950年 GHQが発刊停止を指令。
1952年 週刊として復刊。
1954年 日刊へ。
1959年 日曜版創刊。
1966年 「赤旗」に改題。
1997年 「しんぶん赤旗」に改題。
※SAPIO2016年10月号