遠征先でも自分にとって心地よい環境を作ることは、非常に大切だと三宅は語る。
「遠征では、合宿先に自宅のお気に入りグッズを持っていくようにしています。『大吉』と書いてある猫の置物や、オーラソーマを置いたりとかね……。あと、お香やアロマグッズも。あと、母が『いつも持っていなさい』という水晶の置物とかもあります。これら全部のセットがないと落ち着かないので、どこへ行くときも持ち込んでいます。だから荷物が重くなってしまうのですが、居心地の良い環境づくりには欠かせないです」
そして、最後に自身の考えるモノ選びの基準についてはこう語る。
「私は毎回、試合前には、自分のなかの『選抜組』を全部一式用意して、試合に臨むんです。でも、不思議なことに、自分の気持ちに迷いがある時は、使うグッズもうまく決まらないんですよね。逆に、気持ちがまとまっているときは、すっと持っていくものも決まる。そういう自分の気持ちのバロメーターを知る上でも、自分が使うコスチュームやタオル選びはすごく大切だな……と思っています」
2020年の東京五輪については「ラストチャンスなので4年後を見据えてぜひトライしたいです」と宣言した。
■撮影:渡辺秀之