ライフ

やせる食べ順 野菜たっぷり→肉魚しっかり→炭水化物控えめ

1年で26kg減量に成功した著者・柳澤英子氏

 幅広い年代の女性に支持され大ベストセラーになったダイエット指南書『やせるおかず作りおき』(通称『やせおか』)シリーズ。その著者・柳澤英子氏(料理研究家・編集者)は体重73kgだった5年前に自ら考案した食事法で減量を始め、1年後には47kgと、実に26kgものダイエットに成功。その後、リバウンドも一切ないという。

「食事を楽しみながらやせられないかと考えたレシピを実践しました。『やせおか』はそのレシピに加えて自分の体験を描いたので、読者にもわかりやすかったのではないかと思います」

 と柳澤氏は語る。現在は書店で品切れが続出する人気ぶりだ。11月11日放送の『金スマ(中居正広の金曜日のスマイルたちへ)』(TBS系)で紹介されたことで、部数も跳ね上がり、シリーズ累計で165万部を突破したという。

 従来のダイエット本では、カロリーを減らすことに主眼が置かれ、実際に作るとなると調理方法や材料の調達が難しいものが多かった。

「それでは面倒臭いだろうと思い、とにかく簡単に作れて、なおかつやせられるレシピを考えました。料理が苦手な主婦や、男性でも手軽に作れるのが大前提です」(柳澤氏)

 同氏のやせるレシピのキーワードは「血糖値」「酵素」「食物繊維」の3つだという。

「食後に血糖値が急上昇すると体脂肪が溜まりやすくなります。ごはんやパンなど糖質を含む炭水化物の摂取を減らし、血糖値の上昇を抑えることが大切。カロリーが高くても、糖質が少なければ太りません」(柳澤氏)

「酵素」は、代謝を高め、やせやすい体を作るために欠かせない。生野菜やヨーグルト、納豆などに含まれる。

 さらに、わかめやにんにくなどに多く含まれる「食物繊維」には、消化吸収のスピードを遅くし、コレステロール値を正常に保つ効果があるという。

 以上の3つに気をつけた「やせるおかず」を3食の中に取り入れた上で、大切なのが食べる順番だ。

「野菜をたっぷり食べる」→「肉や魚をしっかり食べる」→「炭水化物は控えめに」という順番・量の「食べ方」を実践することで、ダイエット効果はさらにアップするという。

「小腹がすいた時には、小魚やアーモンドなどを食べるのが良いですね。クッキーやケーキより歯ごたえがあるので、満足感も得られます」(柳澤氏)

※週刊ポスト2016年12月2日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン