静香は2人の娘たちに「キムタクの娘」という現実を超えて自分の足で立って生きていけるようになってほしいと強く願ってきた。社会に出たとき“親の七光り”や“縁故”といわれないためにどうすればいいのか──。仕事をセーブし、教育熱心といわれてきたのもそこに原点がある。
「日本の幼稚園では何をやっても注目をされてしまうということもありましたが、3才からインターナショナルスクールを選んだのも“世界で通用する人になってほしい”という思いから。フルートもピアノもバイオリンも、週1の手習いではなく、本格的な指導。自宅には完全防音のスタジオを完備、名門教室などに通わせました。“やるからには真剣に、将来の1つの選択肢になるように”と考えていたようです。実際、3年前に長女はフルートの演奏で有名音楽スクールのコンクールの最優秀賞を受賞しています」(前出・知人)
誕生と同時に「芸能界デビュー」が期待されたほどの注目ぶり。おまけに木村と静香の血が色濃く、容姿もスタイルも抜群に成長する娘たちに、周囲の期待は大きい。前出の知人が続ける。
「長女はもちろん、13才の次女、2人ともデビューの声がかかったのも1度や2度ではないでしょう。でも静香さんは“絶対、娘たちに言わないで”と頑なでした。15才ともなればティーン誌のモデルなどでデビューするジュニアもいますからね。
今は世間一般の感覚を身につけてほしいという強い思いがあったようです。だからこそ静香さんは今回、木村家の長女ということを隠して働かせてもらえるよう、インターン先のアパレルショップに頼みました。彼女は、“芸能人の娘だからといって決して特別な人間ではない。普通の人と同じ環境に身を置いて一生懸命働いて、普通の感覚と、常識を身につけてほしい”と話していました」(前出・知人)
※女性セブン2017年1月1日号