芸能

「年末特番は一年で最も面白い」が業界の常識 4つの理由

『アメトーーク!!』は年末に5時間スペシャルを放送(公式HPより)

 この年末年始、さまざまな特番が放送されている。どれを見るか迷ってしまう人も多いと思うが、それもそのはず。業界では、「年末特番が一番面白い」といわれるからだ。その理由についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 2010年代に入ってから、改編期だけでなく時期を問わず特番が放送されるようになりましたが、年末特番は別格。各局や制作会社のスタッフは口をそろえるように「断トツで面白い」と言うのです。その理由は4つ。

 1つ目の理由は、年に一度の特番であること。のちのゴールデンタイムレギュラー化を狙ったパイロット版のような特番ではなく、『TBS人気番組大集合 テレビ殿堂入り映像祭2016』(TBS系、26日放送)のような「年末のお祭り」特番。あるいは、『バイキング 年末ゴールデンSP』(フジテレビ系、28日放送)のような「一年間の総決算」として放送されるものが多いのです。

 また、『踊る!さんま御殿!!年末超拡大SP』(日本テレビ系、27日放送)、『アメトーーーーーーーーーーク年末5時間スペシャル!!』(テレビ朝日系、30日放送)のように、レギュラー番組も通常特番より2~3時間程度長く、年末ならではの特別企画を用意しているものです。

 2つ目の理由は、「年末番組の収録が終わると休みに入る」タレントとスタッフが多いこと。テレビ業界は一年中働いている人が多い中、年末年始だけはまとまった休みをもらえるため、「あとひと踏ん張り」と全力で収録に臨み、集中力も高いのです。現在でも年末年始をハワイなどのリゾートで過ごすタレントが多いように、撮影現場の休憩時間で旅行の話が飛び交うことも少なくありません。

関連記事

トピックス

「子供のころの夢はスーパーマンだった」前田投手(時事通信フォト)
《ワンオペ育児と旦那の世話に限界を…》米国残留の前田健太投手、別居中の元女子アナ妻が明かした“日本での新生活”
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《第1子出産》“叱らない子育て”が育んだ小室圭さんと“プリンセス教育”を受けた眞子さんが築いていく“これからの教育方針”「佳代さんはトイレトレーニングもせず」
NEWSポストセブン
若松次郎を演じる中島歩(左)は歴史上のある有名人の子孫にあたるという(C)NHK連続テレビ小説「あんぱん」NHK総合 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』ヒロインの“婚約者”を演じる中島歩は国木田独歩の玄孫 「中学と高校の国語教師の資格取得」に見える文豪の片鱗
週刊ポスト
田中容疑者の“薬物性接待”に参加したと証言する元キャバクラ嬢でOLの女性Aさん
《27歳OLが告白》「ラリってるジジイの相手」「女性を切らすと大変なんだ…」レーサム創業者“薬漬け性接待”の参加者が明かした「高額報酬」と「異臭漂うホテル内」
週刊ポスト
「大宮おじ」「先生」こと飯田光仁容疑者(32)の素顔とは──(本人SNS)
〈今日は〇〇にゃんとキスしようかな〉32歳無職が逮捕 “大宮界隈”で少女への性的暴行疑い「大宮おじ」こと飯田光仁容疑者の“危険すぎる素顔”
NEWSポストセブン
明るいご学友に囲まれているという悠仁さま(時事通信フォト)
悠仁さまのご学友が心配する授業中の“下ネタ披露” 「俺、ヒサと一緒に授業受けてる時、普通に言っちゃってさぁ」と盛り上がり
週刊ポスト
TUBEのボーカル・前田亘輝(時事通信フォト)
TUBE、6月1日ハワイでの40周年ライブがビザおりず開催危機…全額返金となると「信じられないほどの大損害」と関係者
NEWSポストセブン
ラウンドワンスタジアム千日前店で迷惑行為が発覚した(公式SNS、グラスの写真はイメージです/Xより)
「オェーッ!ペッペ!」30歳女性ライバーがグラスに放尿、嘔吐…ラウンドワンが「極めて悪質な迷惑行為」を報告も 女性ライバーは「汚いけど洗うからさ」逆ギレ狼藉
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
小室眞子さん第一子出産で浮上する、9月の悠仁さま「成年式」での里帰り 注目されるのは「高円宮家の三女・守谷絢子さんとの違い」
週刊ポスト
田中圭の“悪癖”に6年前から警告を発していた北川景子(時事通信フォト)
《永野芽郁との不倫報道で大打撃》北川景子が発していた田中圭への“警告メッセージ”、田中は「ガチのダメ出しじゃん」
週刊ポスト
TBS系連続ドラマ『キャスター』で共演していた2人(右・番組HPより)
《永野芽郁の二股疑惑報道》“嘘つかないで…”キム・ムジュンの意味深投稿に添付されていた一枚のワケあり写真「彼女の大好きなアニメキャラ」とファン指摘
NEWSポストセブン
2日間連続で同じブランドのイヤリングをお召しに(2025年5月20日・21日、撮影/JMPA)
《“完売”の人気ぶり》佳子さまが2日連続で着用された「5000円以下」美濃焼イヤリング  “眞子さんのセットアップ”と色を合わせる絶妙コーデも
NEWSポストセブン