今季、J3リーグ16チーム中、15位と不甲斐ない成績で終えたガイナーレ鳥取──。厳しい勝負の世界で、後がないチーム運営を迫られているが、岡野は変わらず逆境を力に変えるエネルギーを漲らせている。そして、果てしない夢を熱く語る。
「自前のチュウブYAJINスタジアムは環境がよく、広い敷地で空いたスペースもたくさんあるので、今後はいろんな活用方法を考えています。
隣接するフィールドではすでに『肉フェス』を開いて、鳥取県内のイベントでは異例の3万人が来てくれました。幸い、ガイナーレの筆頭株主にはライブハウスの運営や音楽プロモーションを手掛ける企業もいますので、今後は様々なステージイベントを企画して地元を盛り上げられたらいいなと考えています。“野人フェス”なんて開けたら最高ですね。
そして、選手の寮や育成施設、一般開放もできるスポーツジム、飲食店……たくさん実現したい構想があるんです。お世話になったこの小さなサッカークラブに恩返しをして、全国区に引き上げるまでは鳥取から離れるつもりはありませんよ。もちろん、チームのJ2、J1昇格も目指します!」
野人・岡野雅行。「鳥取の歓喜」を伝説にするまで戦い続ける。
(敬称略)