国内

政治家が選ぶ「最高の首相」 安倍と小泉を分けた差とは

政治家が選ぶ「最高の首相」で4位に入った安倍首相

 真珠湾訪問、北方領土交渉、そして憲法改正へと、自らの「レガシー(遺産)」づくりに動き始めた安倍晋三首相。東京五輪を前にした2019年8月には首相在任期間が「戦後歴代最長」を更新する見通しだが、首相が見据えるのは期間よりも後世に名を残すための功績だろう。では、政治家たちが考える「最高の総理大臣」とは誰なのだろうか。本誌・週刊ポストは与野党各党の現職国会議員とOB議員74人に緊急アンケートを行ない、〈戦後最高・最強の総理大臣は誰か〉を回答してもらった。

「最高の総理大臣」として、もっとも多く票を集めたのは吉田茂氏。2位は中曽根康弘氏、3位は田中角栄氏という結果だった。

 自民党の現職議員の中には、「歴代最高の総理は安倍さんと答えないとコロされちゃうじゃないですか(笑い)」と回答を断わる者もいたが、安倍首相は現職の票を中心に4位に入った。

 平沢勝栄・代議士が安倍氏を「最強」とあげた理由はこうだ。

「政界では一内閣一仕事といわれる。総理は在任中に重要な法案や大きな政策をひとつ達成すれば役目は十分果たしたことになる。それだけ重要な政策を実現するのは難しいという意味だが、安倍首相は第1次政権で憲法改正の国民投票法、教育基本法、防衛庁の省昇格を実現させ、第2次政権以降も、平和安全法制、特定秘密法など内閣の命運を賭けるような大きな仕事をいくつも実現している。政権基盤が最強でなければできることではありません」

 安倍政権下で自民党は、公明党や日本維新の会らを合わせると戦後初めて衆参で改憲支持派が3分の2の勢力を得た。政権基盤の強さでは“最強”かもしれない。

関連記事

トピックス

12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン
再婚
女子ゴルフ・古閑美保「42才でのおめでた再婚」していた お相手は“元夫の親友”、所属事務所も入籍と出産を認める
NEWSポストセブン
54歳という若さで天国に旅立った中山美穂さん
【入浴中に不慮の事故】「体の一部がもぎ取られる」「誰より会いたい」急逝・中山美穂さん(享年54)がSNSに心境を吐露していた“世界中の誰より愛した人”への想い
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《真美子さんのバースデー》大谷翔平の “気を遣わせないプレゼント” 新妻の「実用的なものがいい」リクエストに…昨年は“1000億円超のサプライズ”
NEWSポストセブン