芸能

SMAP5人の映像がTV局でお蔵入り 元SMAPの肩書きも禁句

もう二度とテレビで5人揃った映像は見られない?

 最後のベストアルバムがミリオンセラーを達成し、解散後も大きな存在感を見せ続けているSMAP。だが、もしかしたらもう二度とテレビで5人揃った映像は見られないかもしれない。

「解散後から“SMAPの映像”がテレビで使えなくなっているんです」

 そう明かすのはフジテレビ関係者だ。

 異変が起きたのは年明けに放送された同局の朝の情報番組『とくダネ!』。

 解散間もないSMAPの動向を伝えるニュースを報じたのだが、奇妙なことに画面にはSMAP5人の姿が映されることはなく、代わりに精巧な似顔絵イラストが映し出されていた。昨年12月26日放送の『SMAP×SMAP』(フジ系、以下スマスマ)最終回では、「世界に一つだけの花」を歌った後に、リーダーの中居正広だけが後ろを向いて涙ぐむ“名シーン”があった。しかし『とくダネ!』ではつい1週間ほど前に自局で放送したこの場面さえ、わざわざイラストになっていたのだ。

「もともと映像の許諾に厳しいジャニーズ事務所が難色を示したんです。最後の『スマスマ』は局の“独占ネタ”なのに、映像も静止画も使わないことになり、イラストを使ったわけです。情報番組に限らず、バラエティ番組などでも今後はSMAPの映像は出せないと現場は判断しています」(同前)

 フジテレビは「制作の詳細に関してはお答えしておりません」(企業広報部)とするが、他局も同じ事情で、日本テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』などでもSMAPのニュースはイラストで伝えていた。情報番組ディレクターがこう話す。

「うちでもSMAP関連を扱う時は、基本的にスポーツ紙の紙面接写かイラストになりました」

“封印”されるのは映像だけではない。「元SMAP」という肩書きも、テレビでは禁句になりつつある。

「ドラマの番宣で元メンバーが個人で各番組に出演していますが、そこでも上から『昨年末に解散したSMAPの~』といったことを口にしないように事前の打ち合わせでお達しが出ています。ある大物司会者は『あえて突っ込んじゃおうかな』と言っていましたが、実際の放送ではのスの字も出しませんでした。

 業界では、“SMAP5人”の映像はもうお蔵入りで、今後『大事件』や『再結成』でもない限り、放送されることはないと言われています」(同前)

 SMAPは本当にファンの記憶の中だけに残ることになるのか。

※週刊ポスト2017年1月27日号

関連記事

トピックス

日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
実業家の宮崎麗香
《セレブな5児の母・宮崎麗果が1.5億円脱税》「結婚記念日にフェラーリ納車」のインスタ投稿がこっそり削除…「ありのままを発信する責任がある」語っていた“SNSとの向き合い方”
NEWSポストセブン
出席予定だったイベントを次々とキャンセルしている米倉涼子(時事通信フォト)
《米倉涼子が“ガサ入れ”後の沈黙を破る》更新したファンクラブのインスタに“復帰”見込まれる「メッセージ」と「画像」
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン
峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト