芸能

『直虎』で大河ドラマ初出演の菜々緒 男勝りな役柄に共感

菜々緒が語る『直虎』の魅力

 視聴率が好調に発進したNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。徳川家康(阿部サダヲ・46才)の正室で、直虎の親友となる瀬名(築山殿)を演じるのは、大河ドラマ初出演となるモデルで女優の菜々緒(28才)。自らの役柄についてこう語る。

「演じさせていただくにあたって、瀬名についていろいろと調べてみました。歴史上諸説ある人物なので、悪女なのかそうではないのかはっきりとはわからないのですが、野心家ではあるものの、母との約束を果たそうと強く生きる女性です。男勝りなところは私によく似ています(笑い)」(菜々緒・以下「」内同)

 瀬名は今川家の重臣の娘で、幼少から「今川家を手に入れる」という野心を持つ。今川家の跡取りである今川氏真と結婚するつもりでいたが、氏真は別の女性と結婚してしまう。その時の悔しさを込めた演技は「モニターで自分の表情を見たら“本当に呪い殺すのでは”という怖い顔をしていた」というから、そちらも注目だ。

 瀬名は直虎にとっては生涯唯一の女友達。時間をかけて友情を築き上げていく。直虎の人物像について触れる機会も多く、菜々緒自身、同じ女性として惹かれるところがあるようだ。

「強い気持ちを持って人生をまっとうする姿がとても印象的です。お家のため、一族のために自分の気持ちを抑えて生きたり、人生を捧げることってなかなかできることじゃないですし、本当に昔の人たち、特に女性は強かったんだなと思います」

 撮影は順調に進んでいて、出演者たちとの現場の雰囲気はすごくいいと言う。

「子役の皆さんがとにかくかわいくて、お芝居もうまくて圧倒されました。今後どんな役者さんになるのか楽しみです。いちばんシーンが多い阿部サダヲさんは見ていて癒されます。くすっと笑えるシーンも多いので楽しい現場です」

 最後に、今作の見どころについてこう語った。

「女性が乱世を生き抜いていく様はとても勇気をもらえます。幼少期から描かれているのも見ていて引き込まれますし、あたたかく見守っていただけたら嬉しいですね」

※女性セブン2017年2月9日号

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン