高須:話をちゃんと聞いてくれる人もいれば、全然聞かない人もいるけどね。でも、おそらく日本を愛する気持ちということでは同じだろうから、できるだけアドバイスはしたいと思う。
とはいっても、中国や韓国に言われっぱなしではいけないのは間違いない。韓国との関係は冷え切っていて、最近は日本政府もかなり強い姿勢を見せているけど、ああいう形はすごくいいと思うよ。それこそ、このまま国交を断絶して、一回リセットしてみるのもいいかもしれない。日本が言いなりになってるだけではないということを明確に示して、ひるませないと。
そういえば、CNNが「最大20万人が日本軍の慰安婦になった」と報じたことに、菅官房長官が「20万人はまったく裏付けのない数字」としっかり反論したけど、本当に素晴らしいと思う。こうやって、冷静にひとつひとつしっかり事実に基づく形で反論するのが重要なんだよ。そうすれば、誰が正しいのかはすぐに分かるはず。感情に任せて暴走するのは野蛮な行為。日本人はスマートなんだから、冷静にいかないとね。
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とにかく全体を俯瞰で見て、冷静な行動を心がけるようにと主張する高須院長。「賢い極右」と自称する院長のアドバイスには、日本の未来を明るくするヒントがたくさん隠されていそうだ。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部形成外科学客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広い。金色有功章、紺綬褒章を受章。『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)など。最新刊は『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)。