ライフ

医療機関でのED診察 「脱ぐ」「状態を確認する」はある?

医療機関での診察は「問診」が基本

 高齢化社会が進行するなか、中高年男性が残りの人生をより豊かに、勇気をもって生きられるにはどうすればいいか。そこに必要なものの一つは、より充実した性生活である。その支えとなるのがED治療だが、医師にかかる際、各医療機関には、把握しておくべきメリットとデメリットがある。

「総合病院や大学病院は、看護師や受付などに女性スタッフもいますが、小規模のED専門クリニックは、スタッフが男性のみというケースが多く、周りの目を過度に気にしなくて済む。薬の処方も、病院だと女性薬剤師のいる院外薬局のケースが多いが、専門クリニックは男性医師による院内処方がほとんど。ED治療を他人に知られたくないという気持ちが強い人には、専門クリニックの受診を勧めます」(新宿ライフクリニック院長の須田隆興医師)

 だが、既に泌尿器系の疾患がある場合は、泌尿器科のほうがスムーズな治療を期待できる。

「前立腺肥大や前立腺がんなど泌尿器系の疾患が原因のEDの可能性がある人は、泌尿器科の受診が望ましい」(同前)

 医療機関での診察は「問診」が基本となる。

「誤解されがちですが、『診察時に下着を脱いで勃起時の状態を確認する』、『陰部を露出させて器具を当てて検査する』といったことは必要ありません。『セックスに満足しているか』、『勃起時の硬度はどうか』といった問診が重要視されます」(同前)

※週刊ポスト2017年3月24・31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン
天皇皇后両陛下の「慰霊の旅」に同行された愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、皇室とご自身の将来との間で板挟み「皇室と距離ができればこうした仕打ちがある」という前例になった眞子さんの結婚 将来の選択肢を“せばめようとする外圧”も 
女性セブン
“じゃないほう”だった男の挑戦はまだまだ続く
「いつか紅白で『白い雲のように』を歌いたい」元猿岩石・森脇和成が語る有吉弘行との「最近の関係性」
NEWSポストセブン
「ピットブル」による咬傷事故が相次いでいる(左・米軍住宅参考画像)
《沖縄で相次ぐピットブル事件》「チェーンを噛みちぎって引きずった痕も…」自治体が狂犬病の予防接種すら把握できない“特殊事情”「米軍関係者の飼い犬だった」 
NEWSポストセブン
白鵬の活動を支えるスポンサー企業は多いと思われたが…
白鵬「世界相撲グランドスラム」構想でトヨタ以外の巨大スポンサー離反の危機か? “白鵬杯”スポンサー筆頭格SANKYOは「会見報道を見て知った。寝耳に水です」
週刊ポスト
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルの飛行機でスヤスヤ》佳子さまの“寝顔動画”が拡散…「エコノミークラス」に乗った切実な事情
NEWSポストセブン
6月13日、航空会社『エア・インディア』の旅客機が墜落し乗客1名を除いた241名が死亡した(時事通信フォト/Xより)
《エア・インディア墜落事故》「ボタンが反応しない」「エアコンが起動しない」…“機内映像”で捉えられていた“異変”【乗客1名除く241名死亡】
NEWSポストセブン
ロスで暴動が広がっている(FreedomNews.TvのYouTubeより)
《大谷翔平の壁画前でデモ隊が暴徒化》 “危険すぎる通院”で危ぶまれる「真美子さんと娘の健康」、父の日を前に夫婦が迎えた「LAでの受難」
NEWSポストセブン
TBS田村真子アナウンサー
【インタビュー】TBS田村真子アナウンサーが明かす『ラヴィット!』放送1000回で流した涙の理由 「最近、肩の荷が下りた」「お姉さんでいなきゃと意識しています」
NEWSポストセブン
来来亭・浜松幸店の店主が異物混入の詳細を明かした(右は来来亭公式Xより)
《“ウジ虫混入ラーメン”が物議の来来亭》店主が明かした“当日の対応”「店舗内の目視では、虫は確認できなかった」「すぐにラーメンと餃子を作り直して」
NEWSポストセブン
金スマ放送終了に伴いひとり農業生活も引退へ(常陸大宮市のX、TBS公式サイトより)
《金スマ『ひとり農業』ロケ地が耕作放棄地に…》名物ディレクター・ヘルムート氏が畑の所有者に「農地はお返しします」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
オーストラリアの美容医療で研修や教育、広告制限など非外科的治療の規制強化、未成年はカウンセリングから7日間無条件で取り消し可能に、2025年9月から開始、インフルエンサーの活動も制限
その他