◆菊池の守備は見事でした、ごめんなさい!
セカンド・菊池涼介(27)の美技は世界を驚かせた。名将・野村克也氏もその守備を高く評価する。
「キャッチャーのサインを見て打球の飛ぶ方向を予測し、一球ごとに守備位置を変え、打球に対する第一歩が的確で早いから守備範囲が広い。オランダ戦のようなプレーがあると、ピッチャーは本当に助かる」
と、オランダ戦でセンター前に抜ける当たりをスーパーキャッチし、ショートの坂本(勇人、28)にグラブトスしたプレーを絶賛。
米国戦ではまさかのエラーに日本中が悲鳴をあげたが、自らのホームランで見事に取り返した。
◆青木はリーダーでした、ごめんなさい!
本誌は、〈日本人メジャーリーガーがどれだけ参加するかがカギ〉(2月24日号)と書きながら、ダルビッシュ有(30)や田中将大(28)ら投手陣の話ばかりして、今回メジャーから唯一参加した青木宣親(35)には触れなかった。正直、そんなに重要じゃないと思ってました。すみません。
「青木がチームの精神的支柱だった」とする証言は多い。
「2月の強化合宿では“リーダー不在”が指摘された小久保ジャパンでしたが、青木が合流した3月2日以降チームがまとまり始めた。青木は日本での自主トレの時から、山田(哲人、24)や坂本を食事に誘うなど細かい気配りを見せていた」(スポーツ紙デスク)
※週刊ポスト2017年4月7日号