国内

嘘を隠す話し方は「逆ギレ」「神様を持ち出す」など9つ

元刑事が教える嘘の見抜き方【話し方編】(写真/アフロ)

 大阪市の学校法人「森友学園」の国有地取得問題に絡み、稲田朋美防衛大臣の虚偽答弁が明らかになったばかりだが、人の「嘘」は、どのようにしたら見抜けるのだろうか? 4月1日のエイプリルフールは過ぎたが、改めて考えてみたい。元刑事の森透匡(ゆきまさ)さんに、人間心理の見抜き方について聞いた。

 嘘を隠す話し方には9つのパターンがあるという。

【1】「Yes、No」で答えない
 Yes、Noで答えられる質問なのに即答せず、質問の答え以外のことを話す。 

【2】質問を繰り返す
 質問をオウム返しする。即答できないので時間稼ぎをしている。

【3】質問内容に理解を示さない
「どういう意味ですか?」など質問に理解を示さない。

【4】話が矛盾している
 嘘をつき続けるために話の筋が通らなくなり、つじつまが合わなくなる。

【5】余計な説明が多い
 沈黙が怖いので過度に説明する。聞いてもいない余計な説明を自分から話す。

【6】ハッキリ否定しない
 良心の呵責から「やっていない」と明確には答えず、「今はしていない」などあいまいに否定する。

【7】逆ギレする
 やましいことがある気持ちを隠すように、相手を怒って説得しようとする。

【8】神様を持ち出す
「神様に誓う」「社長なら知ってる」など、神様や信頼できる人を引き合いに出す。自分の信用のなさを神様や上司、著名人などで補強しようとする。

【9】急に礼儀正しくなる
 礼儀正しく接されると相手に好意を持ち、追及の手が緩むことがあるのを知っているので、礼儀正しくなる。

 実際にプロが使う“ワザ”を教えてもらった。それは、ストレートな質問で隙を狙う「三文(さんぶん)確認法」。

「何の予告もなく唐突に聞いた方が、相手はふいを突かれて動揺し、嘘のサインが色濃く出やすいんです」(森さん)

 その際、できるだけ質問は簡単に明確に、短文でストレートに投げかけるのがポイント。簡潔な質問で即答できるはずなのに、「え?」「なんで?」「急に何?」「どうしたの?」など、3語以上言葉を発した場合はかなり怪しい…。ただし、本当に真実を知りたい時にだけ使うようにご注意を!

※女性セブン2017年4月13日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン
左から広陵高校の34歳新監督・松本氏と新部長・瀧口氏
《広陵高校・暴力問題》謹慎処分のコーチに加え「残りのコーチ2人も退任」していた 中井監督、部長も退任で野球経験のある指導者は「34歳新監督のみ」 160人の部員を指導できるのか
NEWSポストセブン
松本智津夫・元死刑囚(時事通信フォト)
【オウム後継「アレフ」全国に30の拠点が…】松本智津夫・元死刑囚「二男音声」で話題 公安が警戒する「オウム真理教の施設」 関東だけで10以上が存在
NEWSポストセブン
二刀流復帰は家族のサポートなしにはあり得なかった(getty image/共同通信)
《プールサイドで日向ぼっこ…真美子さんとの幸せ時間》大谷翔平を支える“お店クオリティの料理” 二刀流復帰後に変化した家事の比重…屋外テラスで過ごすLAの夏
NEWSポストセブン
9月1日、定例議会で不信任案が議決された(共同通信)
「まあね、ソーラーだけじゃなく色々あるんですよ…」敵だらけの田久保・伊東市長の支援者らが匂わせる“反撃の一手”《”10年恋人“が意味深発言》
NEWSポストセブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《デートではお揃い服》お泊まり報道の永瀬廉と浜辺美波、「24時間テレビ」放送中に配慮が見られた“チャリT”のカラー問題
NEWSポストセブン
8月に離婚を発表した加藤ローサとサッカー元日本代表の松井大輔さん
《“夫がアスリート”夫婦の明暗》日に日に高まる離婚発表・加藤ローサへの支持 “田中将大&里田まい”“長友佑都&平愛梨”など安泰組の秘訣は「妻の明るさ」 
女性セブン
経済同友会の定例会見でサプリ購入を巡り警察の捜査を受けたことに関し、頭を下げる同会の新浪剛史代表幹事。9月3日(時事通信フォト)
《苦しい弁明》“違法薬物疑惑”のサントリー元会長・新浪剛史氏 臨床心理士が注目した会見での表情と“権威バイアス”
NEWSポストセブン
海外のアダルトサイトを通じてわいせつな行為をしているところを生配信したとして男女4人が逮捕された(海外サイトの公式サイトより)
《公然わいせつ容疑で男女4人逮捕》100人超える女性が在籍、“丸出し”配信を「黙認」した社長は高級マンションに会社登記を移して
NEWSポストセブン
麻薬取締法違反で逮捕された俳優の清水尋也容疑者(26)
「同棲していたのは小柄な彼女」大麻所持容疑の清水尋也容疑者“家賃15万円自宅アパート”緊迫のガサ当日「『ブーッ!』早朝、大きなクラクションが鳴った」《大家が証言》
NEWSポストセブン
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン