【ケツ】
「後ろ暗い部分」の意。見られたくない・恥ずかしい部分を「尻(ケツ)」と表現。「あいつのケツを洗え」と言われれば「素行を探れ」という意味。
【帳場(ちょうば)】
「捜査本部」の意。ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)に登場し、その後の警察ドラマでよく使われるように。大きな事件になると警察署に捜査本部を作って特別に捜査を始める。
【開く(ひらく)】
「司法解剖」の意。体を切り開くことから使われる。現場では「このホトケさんはいつ開くんだ」などと使われる。
【テンプラ】
「偽物」の意。天ぷらの表面が衣で覆われていることから。偽装事故が起こったような場合は「この事故はテンプラだ」など。
【檀家(だんか)】
「情報源」の意。検挙のきっかけになる情報源は一般市民から暴力団の構成員まで多岐にわたり、多く持つほど検挙率が上がる。檀家の多寡が寺の財政を左右することに由来。
【235(にさんご)】【236(にさんろく)】【177(いちなななな)】
235とは、「刑法第235条(窃盗)」の意。同じく「236=強盗」「177=強姦」。職務質問時の前科照会などのシーンで使われる。前科ナシは「74(なし)」と使われることも。
※週刊ポスト2017年4月21日号