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2017.04.23 07:00  週刊ポスト

角居勝彦調教師 騎手の乗り替わりが持つ意味を解説

 こういう馬の成長を、テン乗りでは実感できません。追い出しが短くなったり、伸びすぎて手前で垂れたりと、そういうことが起こりやすい。

 では乗り替わりのないほうが絶対にいいかというと、そうとも言えない。能力はあるはずだし、騎手の乗り方も悪くないのに結果が出ない馬の場合、ジョッキーが替わると、馬も変わることもある。

 特に外国人ジョッキーの手綱。彼らは馬にショックを与えてくれます。筋肉が硬くて動けなかった部分を、技術とパワーで巧みに動かし、走りを引き出してくれる。「この筋肉が動けば、この馬はもっと走る」という感触が分かるのでしょう。こういう場合の乗り替わりは、馬にとっての転機となります。

 いい効果を意図する場合もあります。ズブい馬ならば、がっちり追ってくれる岩田康誠騎手、内田博幸騎手に依頼する。前進気勢が旺盛で引っかかってしまう馬なら、手綱のやわらかい騎手に任せたい。目論見が図にあたれば、その騎手にしばらく乗ってもらうことになります。

「ズブい馬=強い手綱」「引っかかる馬=柔らかい手綱」という常識から外れて、良い結果を出しているコンビもいます。

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