――(笑い)ところで肉体は、服をきれいに見せるために細めをキープしてるんですか?

花沢:キープというか、筋肉はつきやすいんですが、つけたいところにつけられなくて。たとえば肩回りとか大きくしようと食べてから鍛えようとしても、まず顔が丸くなっちゃうんです。それを防ぐために食事を抑えると、体が細くなりすぎちゃうんですよ…(苦笑)。

――でもその鎖骨や喉仏はずるいですね。骨格がセクシーです。

花沢:骨格は父親似なんです(笑い)。筋肉がつきやすいのは母親似(笑い)。陸上をやってた現役時代は、お尻と太ももの筋肉が発達しすぎて、スキニーパンツがはけませんでした。太くなると短く見えちゃうから、脚はこの細さを維持したいんです。

――自分をとことん熟知しているから、いい写真が撮れるんでしょうか? インスタ映えする写真の撮り方、教えてください。

花沢:自撮りしない、というのがまずポイントでしょうか。自撮りは手の長さに限界がありますよね。それに絶対自分の気に入っている“いい角度”で撮るじゃないですか。でもそうやって撮ってるのは他の人にももうわかってきているから、あまり自撮りのものにいいねってしたくならないと思うんです。あとは、求めたいジャンルによって撮り方は変わるんですけど、フラッシュも使えますよ。

――ん? どういうことですか?

花沢:今、カメラの設定でフラッシュをたかないようになっていたりするんですけど、それをオンにして撮るんです。昼間、建物のちょっと暗い所に行ってあえてフラッシュをたくとか。ありなしでずいぶん印象が変わります。夜のフラッシュも雰囲気が出て、ちょっとハードなかっこいい感じの印象になりますよ。

 あと、美容師の友人がiPhoneで撮ってくれた時、たまたまレンズのところにワックスがついてたせいで、紗がかかったような柔らかい雰囲気の写真になりました。皮脂でも応用できます(笑い)。あんまり狙わないほうが、ぼくは好きですね。

【花沢将人 はなざわ・まさと】
’89年5月4日、千葉県生まれ。モデル・俳優。’10年、芸能界入り。’17年2月、Instagramの写真が話題を集め、5000人ほどのフォロワー数が約17万人に急増。『東京ガールズコレクション』の起用もInstagramを見たプロデューサーが自ら声をかけたことから。憧れの俳優は森山未來。好きな女性のタイプは「自立している人」。今最も期待されるネクストブレイク俳優のひとり。https://www.instagram.com/masatohanazawa_official/

撮影■泉山美代子

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