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櫻井よしこ氏 サムライ精神抱くこれまでの人生

櫻井よしこ氏と言論さくら組のメンバー


「蓮華畑で転げ回ったり、近くの山国川で泳いだり。新田の浜は遠浅で、アサリやハマグリがたくさん採れた。初夏になると水を張った田んぼに周囲の山々が映って、本当に綺麗でした。秋は黄金色に染まって、風が渡っていくと黄金の波ができる。美しい日本の原風景ですね。みんな貧しかったけれど、楽しく幸せに生きることが仕事のような毎日でした」

 やがて父が家に居つかなくなると、母は子供たちを連れて再び新潟に戻ることを決意。仕事を求めて小千谷からほど近い長岡市に移った。

 気候も温暖で開放的だった中津から、長岡藩時代からの質素倹約の気質が色濃く残る雪深い地へ。多感な年頃の櫻井は、同じ日本でありながらまったく異なる風土や文化を知る。

 高校は、明治5年創立で男子は真冬でも素足で過ごすという「剛健質撲」「和而不動」の長岡高校に通った。

「私の精神のひとつのコアが長岡ですね。ひと言でいうならサムライ精神、武士の魂です」

 高校卒業後、櫻井は日本の大学には進学せず、ハワイに渡る。父親がハワイでレストランを経営しており、母に「よしこちゃん、ハワイに行って、お父さんの世話をしてさしあげなさい」と頼まれたからだ。

 父の店で働きながらハワイ大学に入学。父がハワイから撤退した後も、アルバイトで日本語を教えながら学費を捻出し、ハワイ大学を卒業した。

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