「サヨナラ打を放つ前日の試合の7点差で負けていた7回裏1死一、二塁の場面。初球は明らかなボールを見送ったが、2球目からボールを2球振って追い込まれ、4球目のチェンジアップを引っかけて併殺ですよ。この場面は誰が見ても“2球目も待て”でしょう。
プロの世界ではチームプレーが厳しい水準で求められる。バント失敗や進塁打を打てなかった時には、ベンチはミスした選手を冷たい目で見なければいけない。コーチも“何やってんだ! ボールに手を出す場面じゃないだろう!”と他の選手の前で怒らないといけない。でも、今の巨人にはそれがない。ミスした次の試合でサヨナラを打ったからといって、嬉し泣きしていていいはずないでしょう」
※週刊ポスト2017年7月14日号