さらに「傲慢症候群」だけでなく、衝動制御障害の一種である「間欠爆発症」の可能性もあると片田氏。

「衝動制御障害の場合、怒りと攻撃衝動を自分ではコントロールできません。きっかけは些細なものであっても、それに釣り合わないくらい激しく爆発してしまうのです。この症状の人は、飲食店でけんかになって相手をけがさせるとか、職場でちょっとしたことでキレて上司を殴るといった『そこまで怒るか』という怒り方をするんですよね」

 ただし本人が自覚していないことが多く、よほどのことがない限り病院に行くことはないそうだ…。

◆エリートが平気で他人を困らせる理由

「そもそも豊田さんには怒り癖があり、怒らずに済ませることを知らないのではないかと思います。洗濯をしていても何をしても、頭の中でいつも怒りを持って、それは自分に対してもあるのでしょう」

 そう分析するのは、脳画像診断医で医学博士の加藤俊徳氏だ。これが個人の特性と片付けられるかというと「実は感情に鈍感である方が、勉強ができるんです」と加藤氏。

「その理由は脳にあります。頭がいいのに、相手の表情や空気感をつかめず、商談や交渉事で相手を怒らせるタイプの人がいます。こうした人の脳をMRIで見てみると扁桃体とその周囲が発達していないことが多い。扁桃体は感情の記憶や情報の処理に関与している部位で、例えば近しい人が亡くなったとか愛している人にフラれたとかの悲しかった記憶や、親が怒っている様子などはここで処理するんです」

 つまり高学歴の人は、扁桃体とその周りが発達していないために喜怒哀楽など感情の機微が乏しくなるということ。「確かに…」と、身の周りの才女の感情の欠落に心当たりがある人も多いのではないか。

 たび重なる失言で、辞任を迫られているが、どこまでも他人事かのようにふるまう稲田朋美防衛大臣(58才)も、早稲田大卒の弁護士。少し風変わりなファッションやメイクを好み、国際会議の席では自らを「グッドルッキング(美人)」と称したこともニュースになった。

 ともに周りからどう思われてるかなんてまるでカンケーないと言わんばかり。よほどの強心臓と思われているが、実はこれ、頭がよすぎるせいかもしれないのだ。

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