豊田真由子一覧

【豊田真由子】に関するニュースを集めたページです。

中野氏、山口氏、豊田氏の3人を含む「東大女子」たちが、秋山氏のインタビューに答えた(©文藝春秋)
中野信子、山口真由、豊田真由子…「東大女子」が抱える生きづらさの正体
 4月12日に今年度の東京大学の入学式が行なわれる。コロナ禍により会場への家族の入場は認められずオンライン配信となるが、コロナ前の2019年の入学式で話題となったのが、「東大女子」が置かれた生きづらい環境に言及した上野千鶴子・名誉教授の祝辞だった。東大女子たちは、東大を卒業した女性たちは、どのような困難に直面するのか。20~90代の東大卒女性たちへのインタビューを重ねたジャーナリスト・秋山千佳氏がレポートする。(文中一部敬称略) * * * 中野信子、山口真由、豊田真由子……名前を見てパッと顔が浮かぶ人も多いだろう。彼女たちの共通項は、人気コメンテーターであること。そして、東大卒ということだ。 東大に女性が入学できるようになったのは、終戦翌年の1946年。それから76年経つ今も、学部生の女子率は2割に満たず、東大出身者の中でも女性は数少ない。それもあって「自分とは住む世界が違う」と思っている人も、男女問わずいるかもしれない。 筆者はこの3人を含む20~90代の東大卒女性たちにインタビューし、『東大女子という生き方』(文春新書)という本を出したばかりだ。彼女たちの語りを聞いて胸に湧いてきたのは、これは「特別な誰かの話」ではなく「私たちの話」だ、という思いだった。 信州大学特任教授の山口真由(2006年法学部卒)は、自身が財務官僚や弁護士だった頃を振り返って大粒の涙をこぼしたあと、こう打ち明けた。「……でも今は、自分に満足しはじめています。東大のように一つのものさしで走るという世界ではなく、可能性の扉を開け続けて、一つでも自分の居場所があればそこに居座っていいんだと。弁護士を辞める頃は、この世界にハマれなかった私は消えたほうがいい、と常に思い詰めた状態だったんですよ」 山口は、東大から地続きの男社会の評価軸に自分を合わせようとする一方で、旧来の女性観や結婚観に心揺らぎ、恋人男性の心ない言葉に自己肯定感をすり減らした経験を持っていた。その結果、「消えたほうがいい」と考えるほどに追い込まれていたというのだった。 官僚や弁護士という超のつくエリートでなくとも、同じような経験を持つ人は珍しくないだろう。筆者自身も、身に覚えがある。「東大女子お断りサークル」と「男尊女卑ルール」 もっと早い段階での生きづらさを口にした人もいた。 脳科学者の中野信子(1998年工学部卒)は子どもの頃、勉強ができても母親に良い顔をされず、むしろこう言われたという。「女性が学歴をつけても結婚できないね」 元衆議院議員の豊田真由子(1997年法学部卒)もまた、厳格な父に褒められたことがないどころか、男の子がほしかったと言われて「申し訳ないという気持ち」を抱えて育ったと語った。 経歴だけを見れば“違う世界”にいるような彼女たちだが、実は、この社会で多くの女性が味わってきたような苦悩にぶつかっていたのだ。逆に言えば、日本の大学の最高峰に入るような優秀な女性たちでも、努力だけではどうにもならない壁に直面してきていた。 そうした壁を、ある意味で象徴するようなワードが「東大女子」かもしれない。 東大女子とは、学内で一般的に使われている女子学生の総称だが、学外にも知られるようになったのは、上野千鶴子・東大名誉教授による2019年度学部入学式の祝辞がきっかけだろう。上野は祝辞の中で、いわゆる「東大女子お断りサークル」について言及した。東大男子と他大女子のみで構成されるインカレ(インターカレッジ)サークルのことだ。『東大女子という生き方』に登場する女性(2008年工学部卒)は、在学中、テニスサークルが100はあったのに、東大女子が入会できたのは学内サークルと呼ばれる3つだけだったと証言している。それ以外はすべてインカレサークルで、実質的に「東大女子お断り」だった。 こうした用法からもわかるように、東大女子という呼称は、男性目線のネーミングだった。あってもおかしくない「東大男子」という言葉は、現在20代の卒業生に聞いても一般的ではなかったという(上野の祝辞にも出てこない)。 つまり東大生の中で、女子だけを別枠でくくる文化が根づいてきたのだ。 そういう文化が端的に表れていたのが、東大の体育会系サークルや運動部だ。「東大女子お断り」のインカレサークルについて卒業論文をまとめた女性(2020年教育学部卒)は、善良な東大男子が「気持ち悪い」と漏らすほどの実態を明るみに出した。 たとえば、「食事作りやお酌、練習後に行く飲食店のドアの開閉に至るまで、ご飯にまつわるものはすべて女子の役割、といった“男尊女卑ルール”がある」というもの。男尊女卑ルールという露悪的な名称は、インカレサークルの男子が自ら用いた言葉だった。 東大男子だけが主要幹部になれる「男子中心運営」や、他大女子への「バカいじり」が定番だという声も、複数のサークルであった。彼らは「伝統」を盾に東大女子を排除していたが、「東大女子が入ると男子が実権を握りづらくなる」という本音も聞かれたという。 学内サークルとインカレサークルを掛け持ちしていた東大男子の一人は、東大女子と他大女子が「棲み分け」できているからいいじゃないか、と語ったそうだ。こういう言葉が差別意識なく飛び出すあたりにも、東大という男社会で男性主体に慣れきっていることが滲む。これは「私たちの物語」だ 幸い、この「東大女子お断り」には変化が生じている。2020年、学生たちが差別的なサークルは新入生へのオリエンテーションに参加させないと宣言・実行したのだ。ただ、学内サークルにしても、男子が女子に「さながらキャバクラ」の接待をさせていたという声もあった。運動部では、女子が「どこまでいっても男子の存在を脅かさないように位置づけられていた」とか、「男尊女卑を最も感じる世界」だったと回想する人もいた。 東大男子がこうしたあり方を伝統として受け入れ、大学で旧来型のジェンダー観を強化して社会に出れば、男性優位の社会が保たれることにもつながりかねない。彼らの多くはエリートとして、社会の中枢を担う立場になるからだ。取材では、東大の男性教授によるセクハラ、「女子NG」の研究室があったという証言もあったが、そうした教授は学生時代から染みついた文化が抜けなかったのかもしれない。 だからこそ、「たかがサークルの話」では終わらないのだ。  さて、かように東大女子を追ってきた筆者だが、自分自身は東大と縁もゆかりもない。それでも東大女子のインタビューにどんどんハマり、一冊の本にまでしてしまった。やはり私大卒の担当編集の女性とは、インタビューでの一人ひとりの言葉を振り返りながら「不思議と社会や自分の状況と重なるよね」と語り合った。 それは自分たちもまた、男社会で生きてきた女性だから、ということだろう。発売後には同じような読者の共感が寄せられ、ますます「私たちの物語」という思いを強くしている。 そして、本書に出てくる東大女子たちは、どうにもならない壁にぶつかっては、何度でも立ち上がって人生をやり直している。そうした彼女たちの再起力=レジリエンスには、女性に限らず、誰もが自分らしく生きるヒントを得られるように感じている。 
2022.04.10 11:00
NEWSポストセブン
2022年の政治に求められるのは?(写真/共同通信社)
2022年政治予測「7月参院選で強い野党が出てこないと自民党が緩みまくる」
「聞く力」を標榜する岸田政権の誕生で、世界に冠たるニッポン官僚は復活し、国の危機を乗り越えることができるのか。元官僚で政治とも縁深い寺脇研(元文科官僚)、原英史(元経産官僚)、豊田真由子(元厚労官僚、元衆院議員)の3氏が激論を交わした。【前後編の後編】原:7月には参院選が控えるが、ともかく強い野党が出てきてほしい。そうでないと自民党が緩みまくるでしょう。“多少失敗しても、どうせ野党に投票する奴はいない”ということになると、緊張感を持った政権運営をしてもらえなくなる。少なくとも政治に緊張感を与える野党の存在が必要。日本維新の会にもその可能性があるし、代表が交代した立憲民主党もこれまでの政治行動を反省して運営方針を改めるなら変わってくるんじゃないか。豊田:選挙の情勢は直前にならないとわからないが、政権交代が起こるような状況ではないと思っています。寺脇:どの党が勝つか以前に、この時代、もう先送りできない大きな問題がある。豊田さんが触れたように(前編参照)、子どもや女性の自殺が増えている。根底にあるのは貧困・格差。 先の総選挙では各党は親にカネを配る話ばかりだったが、参院選は貧困・格差を放っておくのか、そうでないのかの民意を問う選挙にすべきと思う。親にカネを配ってもそれが子どものために使われるとは限らない。むしろ政治がすぐやれるのは、たとえば子どもの医療費を全額無料にするとか、給食を無料にして、希望する子どもには1日3食でも食べられるようにするとか。 私は大人には自己責任があると思うが、15歳以下の子どもには自己責任を問うことはできないのであって、全員セーフティネットで救う必要がある。自民党でも、共産党が主張してもいいが、主張する政党がなければ有権者は票を入れようがない。原:私もそう思う。「強い野党」が必要というのは、野党が弱いままだとそうした議論ができる政治状況が生まれないという意味です。「途上国」転落か原:2022年はオミクロン株の緊急対応は大前提だが、その上で未来に向けた政策にすぐ取り組まなければならない。日本経済は30年停滞していると言われているが、世界がDX(デジタル化)やGX(脱炭素)で新しい産業革命に踏み出している中で、ここでさらに遅れると100年ぐらい差をつけられ、日本は完全に途上国に転落していく。この1年間は非常に大事な時期だと思っている。豊田:私は、日本は「ゆでガエル」になるんじゃないかと。進行する危機に対応できず、気づいた時には茹で上がってしまっている。2007年にジュネーブの日本政府代表部に赴任した時、日本の国力と国際社会のプレゼンスはここまで低下したのかと衝撃を受けたが、その後も経済成長率や賃金、労働生産性などで世界の主要国から後れをとっている。国際社会で日本は文句を言わないしお金を出すから嫌われてはいないけど、残念ながらどの国からも「本当の仲間」とは思われていない。まずはこうした現実を客観視して、諸々の課題の解決策を考えていかなければと思う。 北京五輪の外交ボイコットにしても、香港・台湾、ワクチン外交など欧米と相容れない価値観に依拠しながら“中国の好きにやらせてたまるか”という思いがある。日本は盲目的に追従しなければならないわけではない。少なくとも“日本はこう思う。だからこうする”という態度をとらないと国際社会で軽んじられる。寺脇:中曽根内閣の時に、明治以来の日本の教育制度は大成功したが、21世紀には耐えられなくなると臨時教育審査会をつくって教育改革をまとめた。その時われわれは「2020年の時を考えろ」と言われた。その時代がもう来ている。これからは30年、50年後を見据えて動かなければならないが、さっきも言ったように目の前に解決されていない問題がある。2022年の岸田政権はまず目に見える部分から先にやって、それから未来の話をする必要があると思う。(前編はこちら)【プロフィール】寺脇研(てらわき・けん)/1952年生まれ、福岡県出身。1975年文部省(当時)に入省。広島県教育長、政策課長、大臣官房審議官、文化庁文化部長などを歴任、2006年退官。京都芸術大学客員教授、映画評論家、映画プロデューサー。原英史(はら・えいじ)/1966年生まれ、東京都出身。1989年通商産業省(当時)に入省。内閣安全保障・危機管理室、行政改革担当大臣補佐官、国家公務員制度改革推進本部事務局などを経て2009年退官。政策工房社長、大阪府・市特別顧問。豊田真由子(とよた・まゆこ)/1974年生まれ、千葉県出身。1997年厚生省(当時)に入省。2002年ハーバード大大学院修士。2007年在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に赴任。2012年に自民党から出馬し、衆議院議員(2期)、文科大臣政務官などを務めた。※週刊ポスト2022年1月14・21日号
2022.01.05 16:00
週刊ポスト
元経産官僚・原英史氏、元厚労官僚・豊田真由子氏、元文科官僚・寺脇研氏
元官僚が予測する2022年の政治 「役所任せ」岸田政権の緊急時対応に懸念
「聞く力」を標榜する岸田政権の誕生で、世界に冠たるニッポン官僚は復活し、国の危機を乗り越えることができるのか。元官僚で政治とも縁深い寺脇研(元文科官僚)、原英史(元経産官僚)、豊田真由子(元厚労官僚、元衆院議員)の3氏が激論を交わした。【前後編の前編】原:岸田内閣は始まったばかりでまだ評価できる段階ではないけれど、1990年代の橋本政権の頃から官僚主導への反省で政治主導が進み、それが民主党政権の頃から“何でも政治で決めればいい”との方向にちょっと行きすぎて、今度は岸田内閣でまた“官僚に任せればいい”と昭和の時代に揺り戻っているように見える。両極端に振れすぎているのは問題じゃないかと。寺脇:最近までSNSには霞が関の官僚の書き込みが溢れかえっていた。夜遅くまで働かされ、中身のない仕事を毎日毎日やらされていると。明らかに正常な形ではなかった。政治主導が行きすぎたんです。原:だから今は役所の人たちは大喜びですよ。豊田:そうですよね。この天国が続いてくれと。原:官僚は、こんな素晴らしい政権ができて「私たちで全部決めます」みたいになっている。ただ、オミクロン株の水際対策での騒動(国交省航空局の官僚が独断で航空会社に日本到着便の新規予約停止を要請した)はさすがにバカすぎる。昭和の時代にもあんなことはなかった。国を挙げてコロナ対策をやっている中で、官邸に上げなくては駄目でしょう。国交大臣にも相談していなかったというから、これは劣化が激しいなと。寺脇:ボケちゃったんじゃないの、この10年で。豊田:悪意があったわけではないと思う。やっぱり官僚にとって“物言えば唇寒し”の時代が長かったので。かつては政治と官僚の間にちゃんと信頼関係があって私たちの世代でも大臣室で自由闊達に意見を言えた。けれど政が官を無理やり抑え込むようになって、コミュニケーションが取りにくくなった。 日本の官僚組織は三権分立で、行政の公正中立性を保つためにも政が官の人事に首を突っ込まないというのが暗黙のルールだったけれども、行きすぎた政治主導、さらに内閣人事局の創設でそのバランスを壊してしまった。能力が高くても政治に忖度しないと生き残れない先輩たちを見ていると、中堅若手は動けなくなっちゃいますよね。サボタージュというより身動きがとれない。原:豊田さん、僕は内閣人事局の創設に直接かかわった。豊田:あっ、先輩すみません。原:全然(笑)。なんで内閣人事局をつくろうとしたかというと、その官僚がどれだけ実績をあげたか、能力があるかの人事評価を審査する組織をつくって、人事権を持つ大臣が恣意的に人事をできないようにするためでした。だけど、第2次安倍政権で発足した内閣人事局は、人事評価を真面目にやらなかった。結果として、官邸に忖度した人が偉くなれるんじゃないかと勘違いして、皆が忖度を始めた。今の内閣人事局が駄目なのはまともに仕事をせずに政治に人事を委ねてしまったことです。「総理の仰るとおりです」豊田:新興感染症への対応というのは、時間の経過と状況の変化に応じて、変えていくべきもの。オミクロンなど変異株の出現はあるものの、2年が経って、当初よりもかなり新型コロナのことがわかってきた。ワクチンも経口薬も出てきた。だから政治家は手柄がどうとかではなく、官僚を使いこなして、共に力を合わせて、より良い政策の立案と実行をしてほしい。今の時代、岸田首相の「聞く力」はとても大切で、国民の声や官僚の意見を聞いて理解し、議論し、判断し実行して、責任を取る、そして、国民にきちんと説明する。そういうところからしか「政治の信頼」は生まれない。原:僕の認識は少し違う。役所は緊急時対応が無茶苦茶苦手なんです。「何が起こるかわからない」とか、「こうやれば損害が生じうるが、大損害は避けられるかもしれない」といった局面での判断は大組織で議論しながらやってもまとまらない。官僚機構に任せていたら絶対に無理です。 ちゃんとした企業は危機対応が必要な時は経営者の判断で「もうこうするしかない」と決める。岸田内閣で基本的に役所に任せますという状態が続いていくと、本当に緊急を要する時に大丈夫かなと心配になる。寺脇:重要なのは役割分担。決断するのは政治だが、それによってどんな影響が出るかのシミュレーションをしておくのは官僚の役割です。 それに失敗したのがコロナ感染拡大初期に安倍総理(当時)が小中学校の全国一斉休校を決断した時。あの頃、文科省は1か月前から、休校したら共働きの家庭の子どもをどうするかや、地域ごとの影響を詳細にシミュレーションして、全国一斉実施には問題があるとわかっていた。しかし、総理が事務次官を呼んで「やりたい」と言うと、次官はシミュレーションのことは言わずに「総理の仰るとおりです。私もそう思っておりました」と答えた。忖度ですよ。本来なら、「一斉休校にはこういう問題があります」と説明して、総理の判断を変えてもらわなくてはならなかった。役人はメリットとデメリットを全部挙げ、政治家が判断するのが政治家と官僚の役割分担なのに、それが壊れていた。豊田:コロナ一斉休校はマイナスの影響が大きかった。4か月間も実質上授業が行なわれず、重要な「教育の機会」が保たれなかった。20年度は小中高生や女性の自殺が増えた。社会経済や心身などへのコロナの影響は、数値化されていないものも含めてマイナスが非常に大きい。それをどのようにフォローしていくかは2022年の政治行政の大きな課題だと思う。(後編につづく)【プロフィール】寺脇研(てらわき・けん)/1952年生まれ、福岡県出身。1975年文部省(当時)に入省。広島県教育長、政策課長、大臣官房審議官、文化庁文化部長などを歴任、2006年退官。京都芸術大学客員教授、映画評論家、映画プロデューサー。原英史(はら・えいじ)/1966年生まれ、東京都出身。1989年通商産業省(当時)に入省。内閣安全保障・危機管理室、行政改革担当大臣補佐官、国家公務員制度改革推進本部事務局などを経て2009年退官。政策工房社長、大阪府・市特別顧問。豊田真由子(とよた・まゆこ)/1974年生まれ、千葉県出身。1997年厚生省(当時)に入省。2002年ハーバード大大学院修士。2007年在ジュネーブ国際機関日本政府代表部に赴任。2012年に自民党から出馬し、衆議院議員(2期)、文科大臣政務官などを務めた。※週刊ポスト2022年1月14・21日号
2022.01.04 16:00
週刊ポスト
パワハラ認定の男女格差、豊田真由子氏が男性だったら…
パワハラ認定の男女格差、豊田真由子氏が男性だったら…
 JRや大手私鉄など全国の36社局が発表した「鉄道係員に対する暴力行為の件数・発生状況について」(2019年度)のレポートでは、駅員などの鉄道係員に暴力行為を働いた人は、60代以上が20.7%といちばん多い。 2位は50代、3位は40代(20代と同率)で、全体の約6割を40代以上の中高年が占めている。精神科医の片田珠美さんは、こう分析する。「日本は長らく年功序列社会で、多くの中高年が“年長者には絶対に従うべきだ”という価値観のもと、年長者から理不尽なことをされたり言われたりしてきました。自分がされてきて嫌ならば、他人にやらなければいいのですが、どうしても繰り返してしまう人が少なくない。これを精神分析では『攻撃者との同一視』といいます。こうした負の連鎖がある限り、組織内でのパワハラも、家庭内での虐待もなくならない」 なかでも、社会的な成功を収めた人は、この傾向が強いという。「自分は成功した」「自分は特別だ」という特権意識が、ほかの人には許されないことでも自分だけは許される、と勘違いさせ、「なんとしてでも自分の言うことを聞かせたい」という支配欲求さえ引き起こしてしまう。 五輪担当相の橋本聖子氏(55才)は、2014年2月のソチ五輪で団長を務めた際、五輪閉幕後の打ち上げで、フィギュアスケート選手の高橋大輔に抱きつき、無理矢理キスをしたと報じられている。 2018年には、財務官僚のトップである事務次官が、女性記者を呼び出してセクハラを働き更迭。どちらも明らかに、特権意識と支配欲求が、一線を越えさせてしまった例だ。 加齢によるホルモンの減少と脳機能の低下といった、肉体的な影響。職場や家庭内で築き上げたポジションに対する満足感。こうした要因がある以上、誰もがパワハラや虐待の「加害者予備軍」なのである。 しかし、もし実際に事が起こってしまったとき、社会から叩かれるのは女性だけだ。横浜国立大学教授で社会学者の江原由美子さんが言う。「女性だというだけで、同じことをしでかしても、世間からのバッシングは男性よりも強い。(『このハゲー!』で知られる)豊田真由子元議員のパワハラの一件も、元秘書にひどいことをしたということは事実ですが、もし、これが男性議員だったら、あれほどの大ごとになったでしょうか。 男性が男性を罵ったところで、“一時的に感情的になってしまった”などと、謝罪程度で済んだかもしれません。あそこまで人格を否定され、自民党を離党せざるを得ないところまで追い込まれたのは、女性であることがマイナスに作用した結果でしょう」 ただ女性であるだけで、一度怒りを爆発させてしまえば、仕事も立場も一気に失いかねないのだ。 武蔵大学教授で社会学者の千田有紀さんは、「日本では、男女の権力差、性差別があまりにもひどい」と話す。 2018年、『M-1グランプリ』に出場した吉本興業所属の若手芸人が、インスタグラムのライブ配信で上沼恵美子(65才)を批判したことは記憶に新しい。「酔ってるから言いますけど、(M-1の審査員を)そろそろもう辞めてください。自分目線の、自分の感情だけで審査せんといてください」「右のおばはんや、右のおばはんにみんなうんざりっすよ」「更年期障害かと思いますよね」などと、暴言を連発した。「お酒に酔った状態で出た暴言でしたが、彼らはたとえば、同じような暴言を島田紳助さんや松本人志さんに対しても言えるでしょうか? 上沼さんが女性だからこそ、酔った勢いで口にできたのだと思います」(千田さん・以下同) その証拠に、「自分の感情だけで」「おばはん」「更年期障害」と、中高年の女性に対する差別的な表現のオンパレードだった。「この件に関しては、明らかに若手芸人の方が感情的になりすぎています。でも、“男性だから感情的になった”とは言われず、芸能界の重鎮に暴言を吐いたことだけが問題視されていました。仮にこの若手芸人が女性だったら、間違いなく“女性特有のヒステリーだ”“女の戦いだ”などという叩かれ方をしていたのだと思います」 当の上沼は、若手芸人の謝罪の申し出を一蹴したうえで、「がんばって日本一の漫才師になってほしいと思います」とエールを送るなど、“オトナの対応”を見せた。 そんな上沼だったが、その1年半後にキングコングの梶原雄太(40才)への公開パワハラが報じられたうえで、長年続いた冠番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)が終了となったのは、皮肉な話だ。※女性セブン2020年9月3日号
2020.08.22 07:00
女性セブン
穏やかで分かりやすい語り口が好評な豊田真由子さん
豊田真由子さん「コメンテーター転身」をネット民歓迎の理由
 新型コロナウイルスが日本中の関心事となって1か月以上が経つ。テレビの情報番組もコロナウルス情報を連日、取り上げている。そのときに欠かせないのが適切な解説やコメントをしてくれる「有識者」の存在だ。東京歯科大学教授で呼吸器内科部長の寺島毅さんや、元国立感染症研究所ウイルス第三部研究員で白鴎大学教授の岡田晴恵さんなど、様々な立場や経歴の専門家が登場しているが、最近、やさしく分かりやすい語り口で評判が高まっているのが元衆議院議員の豊田真由子さんだ。 豊田さんといえば、2017年に報じられた秘書への暴言「このハゲーーー!」で日本中の人に激しい怒りで叫んでいる印象がついていた。しかし『バイキング!』(フジテレビ系)に初めてゲストコメンテーターとして登場した姿はそれと大きく異なり、おろした前髪に肩までのふんわりヘア、淑やかなメイクで穏やかに語っていた。ネットでも「イメチェン!」「キレイだし、やさしそう」「雰囲気かわっていい感じ」と歓迎され、その後、出演するたびに「豊田真由子」や新たに呼ばれるようになった愛称「まゆゆ」がTwitterのトレンドワード入りするほどの注目ぶりだ。 2017年の騒動当時、ネット、とくにSNSでは豊田さんの話題には罵詈雑言がつきまとっていた。だが、今回の大歓迎ぶりはどうしたことか。たった3年で、これほど評価が変わるものなのか。ネットニュース編集者で豊田さんを当時から追い続けていた中川淳一郎氏によれば「まゆちゃんはもともと、そんなに嫌われていなかったんですよ」と断言する。3年前からそのかわいらしさに注目していたネット民にとって彼女は「まゆちゃん」と呼ばれる存在だったという。「騒動時から『まゆちゃんをいじめるな』と主張しているネット民は少なくなかった。確かに暴言でしたが、そこまで追い詰めるような内容かということです。それに、あの騒動のあと、政党の応援もないなか必死に選挙活動する姿が報じられていましたよね。そして落選したから、地獄をみて苦労したんだろうなということを皆が知っている。女性の国会議員はこうあるべきという型にはめられていたのが、今回のテレビ出演で本来の頭の良さやおだやかで優しそうな感じが分かりやすく伝わったのだと思います。そして、司会の坂上忍さんがひな壇に座る髪が薄いことをネタにしているそのまんま東さんなどを差して『ハゲ用意しておきました』と言い、ハゲをネタにしてもらえたことで許された雰囲気になった影響も大きいです」 さらに、意外なイメージチェンジととられている豊田さんの見た目や言葉づかいの変化は、変わったのではなく、あれこそ本来の姿だ、と元同級生が語る。「学生時代はいつも淡いピンクや白などの可愛らしい服装でした。逆に、国会議員になったときのシャープなスーツ姿や髪型、メイクのほうに違和感がありました。穏やかな口調も、同じ教室で勉強していた頃のまま。大声で怒鳴ったり、叫んだりするところなんて見たことがなかった。公衆衛生の専門家として落ち着いて語る様子も、勉強熱心だった豊田さんのままです」 東京大学法学部を卒業後、厚生省(現・厚生労働省)へ入省した豊田さんはハーバード大学へ留学、公衆衛生学で修士号を得ている。さらに2009年の新型インフルエンザ流行時には、厚生労働省の調整実務担当者だったので、未知の感染症に社会はどのように向き合っていくのか、という難題への取り組みを紹介できるのも納得だ。 とはいえ、専門領域に詳しくても人に説明するのが上手とは限らない。どのテレビ局も、人に伝える技術も持ち合わせた専門家探しに苦労している。そんななか豊田さんが”発見”されたのは、友人宛のアドバイスが偶然、番組関係者の目に触れたためだった。「新型コロナウイルスについて不安を抱える友人に送った、見解とアドバイスのメールが『バイキング!』(フジテレビ系)の番組プロデューサーの目に留まったことがきっかけでした。医療に詳しくない、つまり一般の人に向けて分かりやすく解説されていて、不安を与えないように配慮が行き届いたアドバイスだったんです。テレビで話してもらうのにぴったりだとお願いしました」(番組関係者) 出演を依頼した番組は生放送だということもあり、それを理由に及び腰になる人も少なくない。だが豊田さんは「役に立てることがあるのならやらせていただきたい、と快諾いただきました」(前述の番組関係者)という。 その後、豊田さんは複数回、番組に出演しているが、そのたびにネットでは評価が高まっている。内容をみると、冒頭で記した見た目や語り口だけでなく「持ち込み資料すごい」「ものすごい分量の資料」と、机の上に分厚いファイルを置く姿も強く印象づけられているようだ。この「分厚い資料」には、出演者として豊田さんを迎えた番組関係者も驚いている。「毎回、間違いないように、分かりやすく伝わるように、徹夜で準備してくださっているそうです。スタジオにまで持ち込む大量の資料には赤ペンでびっしり書き込みがある。過去の資料もたくさん用意してくださって、生放送だと間際にお願いすることも多いのですが、どうやったら一番簡潔に説明できるかを直前まで練っていただいています。想定外の質問にも備えるべく、電話帳くらいの資料をいつもそのときの状況に合わせて新しく揃えて、読み込んでいる。本当にありがたいことです」 2017年10月の衆議院議員選挙落選後、豊田さんは公の場から一切、姿を消していた。それから今回の番組出演で再び登場するまで、どのような生活を送っていたのか。「少し前には家族で笑顔で出かける様子も見られたので、元気になってよかったと思っていたんです」と地元の支援者が語る。「あの事件のあとは、人前から隠れるように暮らしていました。体調を崩して入院していましたが、退院後は福祉法人に勤めていました。家族にも悲しい思いをさせてしまった、と必死で向き合ってきたそうです」 家族も落ち着き、テレビ出演によって好感度も上がる一方だ。となれば政治の世界へ復帰することやタレント転身への誘いもありそうだが、本人にはそんなつもりはまったくないそうだ。「役に立てることがあるのならやらせていただきたいとだけ言っているそうです。この3年間、本当に笑ったことがなかったけれど、こうやって人前に出たことで笑っている自分に気づけた。出演のきっかけをつくってくれた人たちに感謝しているとも話しているそうです」 ネット、とくにTwitterで大評判の豊田さんだが、2017年の騒動以来、Twitterは怖くてまったく見ていないという。まゆゆへのエールを直接、届けられないのは寂しいかもしれないが、少しはにかんだ笑顔が似合う今の彼女にとって、Twitterを見ないぐらいが応援してくれる人とのちょうどよい距離感なのかもしれない。
2020.03.31 07:00
NEWSポストセブン
この年の6月、上野動物園でシャンシャンが誕生した(時事通信社)
このハゲー! 森友学園、座間9人殺害 平成29年を振り返る
 いよいよ5月に迫った令和の時代。平成とはどんな時代だったのか? 平成29年の出来事をプレイバック! 天皇陛下退位を認める特例法案が成立。皇位継承の儀式や改元へと向けた準備が進められることとなったこの年。 国会では、学校法人『森友学園』への国有地格安売却と『加計学園』の獣医学部新設をめぐった安倍晋三首相と昭恵夫人らの関与が疑惑を呼んだ。 また、「このハゲーーー!」等の元秘書に対する暴言がスキャンダルとなったのは、豊田真由子議員。10月の衆議院議員総選挙に無所属出馬で落選するも、第18回『ビートたけしのエンターテインメント賞』の話題賞を受賞。 スポーツ界ではフィギュアスケートの浅田真央が4月10日、ブログで引退発表。12日の記者会見では報道陣約400名を前に、笑顔で「何もやり残したことはない」と26年間の現役生活を振り返った。その瞳に溢れる涙は、カメラマンらを背にした時にそっとぬぐった。 日本人初の9秒台をマークしたのは陸上男子の桐生祥秀選手。福井・福井市で行われた日本学生陸上競技対校選手権 100m決勝で「10秒の壁」を突破。 戦慄の事件では神奈川・座間市のアパートで起きた「座間9人切断遺体事件」。部屋にあったクーラーボックスから女子高生3人、男性1人、女性5人の切断遺体が発見された。逮捕された白石隆浩被告は、本誌・女性セブン取材に応じた際、「もし戻れるなら高校を卒業して、スーパーのベーカリー部門で働き始めた頃に戻ってやり直したい」と、淡々と語った。 芸能界では未成年者との飲酒と不適切行為で無期限活動停止となった小出恵介。現在は単身でニューヨークに渡り、自らエージェントと契約。語学学校に通う日々だという。 ヒット商品では『ハンドスピナー』、また、デビュー25周年を迎え、翌年9月の引退発表をした安室奈美恵のアルバム『Finally』が約200万枚突破。 この年の流行語には、「インスタ映え」、「忖度」など。■平成29年の主な出来事2月13日 マレーシア・クアラルンプール国際空港で金正男氏(享年45)が毒殺される2月24日 『プレミアムフライデー』がスタート4月8日 愛子内親王が学習院女子高等科にご入学4月12日 フィギュアスケートの浅田真央選手が引退会見6月8日 小出恵介が未成年者と飲酒発覚などにより無期限活動停止6月12日 恩賜上野動物園でジャイアントパンダのシャンシャンが誕生6月26日 将棋の最年少プロ棋士・藤井聡太四段が29連勝で新記録達成7月5日 九州北部豪雨が発生。死者40人、行方不明者2人9月3日 秋篠宮眞子さまが婚約内定の発表記者会見9月19日 豊田真由子議員が元秘書への暴言を会見で謝罪10月31日 神奈川・座間市の9人切断遺体事件で27才男性を逮捕11月5日 米国・トランプ大統領が初来日11月11日 大相撲の横綱・日馬富士の貴ノ岩への暴行が発覚12月1日 天皇陛下の退位日が2019年4月30日に決定。皇太子さまの即位を翌5月1日とし、新年号施行と発表※女性セブン2019年4月18日号
2019.04.10 16:00
女性セブン
明石市長の暴言の裏にメディアが作った「確証バイアス」の罠
明石市長の暴言の裏にメディアが作った「確証バイアス」の罠
 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人やトピックスをピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、市職員に暴言を吐き、物議を醸している兵庫県明石市の泉房穂市長を分析。 * * *「火付けてこい!今日、火付けて捕まってこい、お前。燃やしてしまえ! 燃やしてこい、今から建物、ふざけんな」 衝撃的な音声が映像から流れてきた。怒りを露わに声を荒げ、暴言を吐いていたのは兵庫県明石市の元市長泉房穂氏だ。暴言を浴びせられたのは、明石駅前の国道の拡幅事業で交渉を担当する職員。聞いた瞬間、「このハゲー!」と叫んでいた豊田真由子元衆議院議員を思い出した。そしてこう思った。「あぁ、またパワハラか…」 職員らがボイスレコーダーを持ち込んでいたのだろう。だとすれば、暴言は度々行われていたと考えるのが筋だ。案の定、泉氏による感情的な言動により、度々、騒動が起きていたという報道が続々出てきた。やっぱり単なるパワハラなのかと先入観が芽生えてくる。暴言に耐えられなくなった職員が、マスコミを通じて泉氏の言動を糾弾しようとしたのか。そう思えてしまう。 この時、報じられていた音声は、衝撃的なフレーズを強調するこの部分だけだ。そのため泉氏が行った謝罪会見では、先入観にそった情報ばかりが目についてしまう。「確証バイアス」という思考や判断のクセだ。 暴言を認め「自分自身の発言は許されないものであり、深く反省しております」と唇を噛みしめ、深々と頭を下げた泉氏。だが肩には力が入って首をすくめ、視線を落とし、前を見る時は上目使い気味、どこかおびえた印象だ。弁解も言い訳もしなかったが、既にパワハラ市長という先入観が生じているだけに、強い者には巻かれ、弱い者には高圧的になりやすいタイプなのかと思えてくる。地元でないため、泉氏が市長として、どんな功績を上げてきたのかわからないという点も先入観を強くする。 テレビの情報番組では、泉氏が国会議員だった当時の映像も流れた。国会で自信満々にはつらつと発言している様子は、会見での低姿勢と比べると「あぁやっぱり」という印象を強くさせるものだった。 この時までは、メディアもネットも後追いするような記事ばかりで、反証するような情報は出ていなかった。  会見や映像から判断する時、怖いのはここだ。先入観にとらわれると、自分の考えや印象に一致するような情報ばかりを探すようになる。集めた情報から自分が正しいと思い込むと、一部の映像や音声だけで起きていた状況を判断してしまう。ここに確証バイアスの“罠”がある。違う情報や反証する情報があるのかどうかを確かめようとしなくなってしまうのだ。 折しも、東京都町田市の都立高校で教師が生徒を殴った動画がSNSで拡散し炎上。教師は謝罪したが、動画は生徒が炎上目的で挑発したものだと判明。挑発した生徒に非難や批判が集中するという騒ぎになったばかりだ。泉氏の場合はどうなのか。暴言は1年半以上も前のもので、4月には市長選が予定されている。このタイミングでの報道に何らかの意図があるのではとの憶測も飛び始めた。 やはり音声には続きがあった。「2人(担当者)が行って難しければ、私が行きますけど。私が行って土下座でもしますわ。市民の安全のためやろ」 暴言を吐いていただけではなかった。そこには理由もあった。問題となった道路では慢性的に渋滞が発生し、事故が多発。死者まで出ていた。そのための拡幅工事で用地買収に時間がかかり、完成予定が大幅に遅れていたという。だからといって、暴言は許されることではない。  一度は辞任を否定し、市長選に出馬して「有権者の判断を仰ぐ」と述べていた泉氏だが、再び会見を開くと「大変無念です」と涙しながらも、「自分への処分は辞職以外ない」と語気を強めて辞任を表明した。当初、苦情や批判が殺到していた明石市には、泉氏を擁護する声が多くなっているという。 音声や映像が衝撃的であればあるほど先入観にとらわれる。切り取られた報道だけを鵜呑みに判断してしまうと、疑問をもたなくなってしまう。今回は続きの音声が流れたが、メディアやネットにそれ以上の情報が出てこなければ、いくら確かめようとしても確かめられない場合もある。今の情報社会の怖いところだ。だからこそ、情報を受ける側も発信する側も、思考を柔軟にしておくことが必要だろう。
2019.02.05 07:00
NEWSポストセブン
「こんな言葉流行った?」流行語大賞への違和感払拭への提言
「こんな言葉流行った?」流行語大賞への違和感払拭への提言
 2018年の「ユーキャン新語・流行語大賞」は、平昌五輪カーリング女子日本代表の「そだねー」に決定した。毎年この賞に対しては「そんな言葉聞いたことない」や「そんなに流行ったか?」などの異論が出るが、「そもそも選考方法が誰もが納得のいく形ではない」と述べるのはネットニュース編集者の中川淳一郎氏だ。以下、中川氏の提言だ。 * * * 私自身はトップ10に入った「ご飯論法」と「ボーっと生きてんじゃねーよ!」は知りませんでした。まぁ、積極的な政権批判派ではないのと、NHKの『チコちゃんに叱られる!』という番組を見ていないから知らないのでしょう。というわけで、人はそれぞれに流行語があるわけで、それを強引に審査員の判断で決めてしまうのが流行語大賞ってヤツです。 流行語大賞の内情に詳しい千葉商科大学国際教養学部専任講師・常見陽平氏のブログエントリー〈「流行語大賞」に「知らねえよ」と絡む奴、恥ずかしいからやめなさい〉(11月8日)によると、そもそも以下の前提があると言います。・別に公的な機関が運営しているわけではなく、『現代用語の基礎知識』や、ユーキャンのプロモーションを兼ねたイベントである。・この時期に発売される『現代用語の基礎知識』に載っている言葉から選ばれる。出版スケジュールを考えると、9月いっぱいくらいまでに世に出た言葉がギリギリ。・自由国民社および大賞事務局がノミネート語を選出し、選考委員会によってトップテン、年間大賞語が選ばれる。 完全に主観に基づく賞なわけで、となれば、別に朝日新聞や産経新聞が、あるいはどこかの大学の社会学部が「これがワシらの流行語大賞!」とやってしまってもいいわけなんですよね。「今年の言葉大賞」なんてものを新設し、「ワシらは10月と11月と12月の言葉も入れてまっせ」と元祖に対するアドバンテージを明確に表してしまう。あるいはかつての「加勢大周vs新加勢大周」のように「新・新語・流行語大賞」なんて名乗ってしまうのもアホらしくていい。 ここでは「『(大迫)半端ないって』の方が流行ったじゃねーかよ。もっと言えば『モルゲッソヨ』こそ流行語だろ、オラ!」と私自身の主観を主張する気は一切ありません。あくまでも、その選考方法に疑問を述べたい。それは「データがない」ということです。プロ野球のMVPの場合は、今年のセ・リーグはそりゃあ、広島(現巨人)の丸佳浩で間違いないでしょう。なにせ打率.306、39本塁打、97打点、出塁率.468、長打率.627、OPS1.096って文句のつけどころがない大活躍です。同じ選考委員(記者)による投票でも、そこにはデータの裏付けがあるから納得感がある。 あとは、結局選考委員がピンと来るかどうかという話になってくるので、そこに納得感がないのでしょう。2015年には「アベ政治を許さない」「SEALDs」が入り、2016年には「保育園落ちた日本死ね」が入りました。2015年には「一億総活躍社会」も入り、安倍晋三首相が表彰されました(表彰式には参加せず)が、国民が総活躍している実態はないばかりか、「アベ政治を許さない」と並んでいるため、選考委員の顔ぶれも合わせ、政権批判の意図を感じた人も多かったです。◆「このハゲー!」はノミネートすらされなかった MVPの場合は、野球担当記者が投票するわけですが、彼らが「ボク、阪神ファンだから、今年阪神で一番活躍した糸井嘉男を1位に投票しようかな、ウヒヒ。2位はメッセンジャーにして、3位は福留孝介かな。うーん、今後の期待を込めて3位は大山悠輔でもいいかもしれないね、うふっ」なんてことをやったら、「あの謎の贔屓の引き倒し票を入れたヤツは○○スポーツの××のアホじゃねーの? あんなヤツ、来年から投票に参加させないでおこうぜ」なんて動きが出てもおかしくない。選者の感情を入れようにも「データ」の前にはフェアネスの観点からそこにブレーキがかけられるのです。 となれば、流行語大賞(的なもの)の納得性をより高めるにはどうするか。それは、データを駆使すればいいんですよ。日経新聞のデータベース「日経テレコン」から「記事件数」を引っ張り出し、検索エンジン・ヤフーの検索回数、さらにはツイッターでの言及数や世界のトレンドランキングで何位に入ったか、日本モニターによる「テレビで何時間オンエアされたか」などを総合し、有無を言わさぬ流行語を示せばいいのです。 あと、流行語大賞の場合、ユーキャンと自由国民社というマジメな会社がやっているだけに、あまりフザけられないという側面もあります。2017年、豊田真由子元衆議院議員の「ちーがーうーだーろー!」がノミネートされました。結局落選はしたものの、そもそものノミネート語は「このハゲー!」であるべきだったんですよ。あれだけトラウマのごとく毎日朝から晩までテレビで流れ、小学生の子供達も学校で「このハゲー!」とマネして叫ぶなど、相当流行った言葉でした。もちろん他人様の毛髪事情を揶揄するような差別用語を選ぶのは問題がある、という意見も分かりますが、データを駆使した結果上位に来たのであれば、「それが日本における薄毛差別の表れ」という今後の改善に繋がる問題提起にもなるわけです。 上記に挙げたような機関の連合体による「新・新語・流行語大賞」が来年以降発足したら、ネット上の「こんなの聞いたことない」や「選考委員の偏りを感じる」といった否定的な声は激減するのではないでしょうか。
2018.12.04 16:00
NEWSポストセブン
女性政治家を「ルックス」で評価するのは女性蔑視か否か
女性政治家を「ルックス」で評価するのは女性蔑視か否か
 小池百合子・東京都知事、稲田朋美・元防衛大臣など女性政治家29人を論評した『女政治家の通信簿』著者の古谷経衡氏と、同書に登場する女性政治家とは大体面識があるという舛添要一氏。そんな2人がトークショーを行った。対談の中でも盛り上がったのは、女性政治家を論評する際のポイントとして「ルックス」を入れるのは女性蔑視か、否か──だった。 * * *古谷:昨年の衆院選において、山尾志桜里さんは、不倫騒動があったにもかかわらず僅差で当選しました。なぜだと思いますか? 最近、彼女は「立憲的改憲」ということも話しています。その意味は分かりませんが、そうした思想が有権者に評価されたのでしょうか。舛添:そこの思想はよくわかりませんけど、私は、彼女は自民党でも十分通用すると思いますよ。古谷:えっ、なぜ!?舛添:あれだけ厳しい選挙で受かったっていうのは、笑顔がいいから。選挙の際に観衆の前で自然な笑顔を作れるというのは重要です。豊田真由子さんとの差はそこだったと思う。古谷:それはルックスに繋がる話ですよね。実は、私は女性政治家を判断する一つの指標にルックスを入れていますが、そのことに対して強い批判があります。舛添:女性をルックスで見るということが「女性蔑視」ということですか?古谷:はい。でも僕は、そういうふうに批判している人も含めてすべての方が、人を判断する際に「顔」の偏差値を判断基準に入れていると思う。舛添:マスコミが顕著で、やはり「美人」だからという理由で、女性政治家の当落をドラマ仕立てに報道しますよね。古谷:そうです。でもマスコミだけではない。我々は心底の部分で、人の美醜をもって第一印象を決めている。ルックス問題は、当然政治家に限ったことではなくて、企業の中の出世だとか、様々なシーンに見られます。舛添:女性だけでなく、男性だって、その対象にされますね。古谷:そうです。男性議員に対しても、ルックスが有権者の一つの判断基準になっています。前原誠司さんだって、彼が初めて民主党代表になったとき、民主党のジャニーズ系と言われていたのを皆さん覚えていますか。 ルックスにまったく関係ない職業は漫画家ぐらいです。漫画家は、自分の本の自画像を猫いていたり、ペンの絵にしたり。多くの方は、『ドラゴンボール』は知っていても、鳥山明先生の顔は浮かびませんよね。舛添:それでも売り上げに関係ないのは、彼らは絵や物語の構成力で判断されているからでしょう。古谷:漫画の市場はそれだけ成熟している。本来は、政治だってそうあるべきなのは僕もわかっている。政策や政治力をもって測られるべきです。舛添:でも、現実問題そうなっていない、と。古谷:そうなんです。そこから逃げちゃうと、僕は嘘をついていることになると思ったんですね。だって僕の中にもあるんですから。本当はルックスで判断するべきではないと思っていますよ。でも、“ルックスで見るなんてけしからん”と言っているあなたには、そういう考えはまったくないんですかと言ったら、きっとそんなことはない。 だから、僕はルックスについて本の中では多少なりとも言及した。もちろん、そういう基準はなくなってほしいという、ちょっと皮肉も込めているのは読めば分かると思いますが。※『女政治家の通信簿』刊行記念トークショー(6月13日、八重洲ブックセンター)より。【プロフィール】◆ふるや・つねひら/1982年、札幌市生まれ。文筆家。日本ペンクラブ正会員。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。インターネット、ネット右翼、若者論などを中心に言論活動を展開。近著に小説『愛国奴』、『女政治家の通信簿』。◆ますぞえ・よういち/1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。2001年参議院議員(自民党)に初当選し、厚生労働大臣等を歴任。2014年2月、都知事就任。2016年6月、辞任。近著に『都知事失格』。
2018.06.29 16:00
NEWSポストセブン
高学歴モンスターの対処法、とりあえずおだてて自滅を待て
高学歴モンスターの対処法、とりあえずおだてて自滅を待て
 4月も半ば、編集部には新しい人間関係に苦悩する声が続々と届いている。静岡県に住む主婦のAさん(52才)は子供の部活を通じてできた新しいママ友のネガティブな物言いに悩んでいるという。「彼女は口を開けば不幸自慢ばかり。実父が泌尿器系の病気になったって話をしたら“そんなのまだいい方よ。うちの父はもっとすごい病気で”って大変さをアピールしてくるんです。私がインフルエンザでママ友ランチを休むと伝えた時は、“うちなんかもっと酷くて”って、一昨年の話を延々と話し出す。もう勘弁してって感じ」 ミセス向き衣料品店でパート勤務を始めたBさん(39才・群馬県)は同店の“古参”40代後半の女性社員に困り果てている。「彼女、誰にでもいい顔するんです。お客様が試着して何か言われるたびに『ですよね』と次々に別の服をすすめるから、脱いだものが山のように積まれていく。それを畳み直すのは私の役目…。 私が考えたディスプレイも『素敵よね』と言っていたのに、オーナーの『これ、変じゃない?』と言う一言に『ですよね』ってコロッ。結局やり直しする羽目に。スタッフ3人しかいないから、彼女の意見に毎日振り回されてますよ…」 精神科医の片田珠美さんは、この時期の交友関係の重要性を説く。 「ドイツの心理学者、ジェンス・アセンドルフ氏の研究に、新しい環境下で人間関係が決まるのは、最初の3か月までというデータがあります。ここで形成される立ち位置が今後の生きやすさにつながるのです。とはいえ、主婦のかたはそう簡単に環境を変えるわけにはいかないでしょうから慎重に観察して、相手が迷惑をかけまくる“モンスター”か否かを把握することが大切です」 発売されたばかりの片田さんの新著『高学歴モンスター』(小学館)には、秘書への暴言や暴行が明らかになった豊田真由子元衆議院議員(東大法学部卒)など、高学歴ゆえにモンスターと化した困った人たちの問題行動がずらり。「彼らは自分は特別だという選民意識が強く、何をしても許されると思っています。だから迷惑をかけている実感がまるでない。 でも、これは高学歴モンスターに限った話ではありません。今の日本は“自分を好きでいましょう”という、自己愛を大事にする風潮が強すぎる。自分の存在価値を守ろうと、行きすぎた迷惑行動に出るさまざまな“モンスター”がはびこっていると思いますね」 そんな高学歴モンスターの被害にあったというのが、静岡県の42才主婦・Cさん。 有名大卒が自慢のKさんが、持ち回りで行うPTA役員を「私が高卒の会長の下でヒラ仕事なんかムリムリ」と断ってきた。 輝かしい経歴を持つ自分は“特別”で、便宜を図ってもらって当然と思っている。自分より劣る経歴の相手を見下し、凶暴化する。「学歴しか誇れるものがないんですね。過去の栄光にすがるかわいそうな人。このモンスターには、“いい大学出られてるんですね”とおだてておくのが吉。モラハラなどで自滅していくのを待ちましょう」(片田さん。以下「」内同)※女性セブン2018年4月26日号
2018.04.12 16:00
女性セブン
安倍首相が若手議員88人にコース料理ご馳走、習近平そっくり
安倍首相が若手議員88人にコース料理ご馳走、習近平そっくり
 安倍晋三首相の最近の会食相手は、同期にゲス不倫の宮崎謙介氏や「このハゲーーー!」発言の豊田真由子氏などを擁する2012年総選挙で初当選した3回生議員たちだ。選挙区のブロックごとに約20人ずつ4回にわけて実施された懇親会では、本格コース料理が振る舞われた。2月22日の懇親会は裁量労働制をめぐるデータ捏造問題で国会が紛糾しているさなかに開かれた。当時はまだ安倍首相も強気だった。 出席した議員が語る。「総理は、『何があっても裁量労働制はこれを国会で通さなければならない』と強調しておられました。野党との協議がどうなっているとか、国会対策の話もありました」 別の3回生に話を聞くと、「私が興味深かったのは小池新党のことです。昨年、解散・総選挙を決めた直後に小池百合子・東京都知事が希望の党を立ちあげた時、総理は『これで非常に厳しくなった』と思ったそうです。やはりあの時は相当危なかった。当選できてよかったと思いました」とあっけらかんと語った。 首相のストレス発散食事会に付き合わされて辟易しているのかと思いきや、“総理の本音”が聞けて舞い上がっている様子がよくわかる。 安倍首相がこの時期に若手議員全員にコース料理を振る舞ったのは、秋の自民党総裁選をにらんだ多数派工作の意図があるのは明白だ。とくに88人いる3回生議員は、どんなに出来が悪くても総裁選のキャスティングボートを握るだけの勢力を持つ。政治ジャーナリストの野上忠興氏が指摘する。「安倍首相のやっていることは大嫌いな中国の習近平国家主席とそっくりです。習氏は独裁的な権力を握るために憲法を改正して国家主席の任期の制限を撤廃しようとしており、それを欧米から独裁強化だと批判されている。安倍首相も自民党の党則を改正して総裁3選の超長期政権をめざし、憲法改正しようとしている。日本は中国を非民主的だと批判できない」 懇親会の最後には、首相は出席者1人ずつとツーショット写真の撮影に応じた。それも隣国の“皇帝”の姿を彷彿させる。 普通選挙のない国のトップの取り巻きと同列に論じられてしまう自民党の若手議員──彼らを最大の“支持基盤”として、自民党総裁選での安倍3選が決まろうとしているのだ。※週刊ポスト2018年3月16日号
2018.03.08 07:00
週刊ポスト
安倍首相が自民“魔の3回生”との与太話ディナーを展開中
安倍首相が自民“魔の3回生”との与太話ディナーを展開中
 大メディアの幹部からテレビタレントまで、安倍晋三首相の会食相手はバラエティ豊富だが、最近の“お気に入り”は自民党の若手議員たちだという。総理大臣自ら、若手に議員としての心構えを説く──というと聞こえはいいが、その会食の“中身”を取材すると、看板政策の行き詰まりに苛立ちを隠しきれない首相のストレスのはけ口に使われているというお寒い実態が浮かび上がってきた。 最近首相は「裁量労働制」に関する国会答弁で厚労省のあまりにも杜撰なデータに苛立ちを隠しきれず、ストレスを感じていると指摘する声もある。自民党細田派のベテランはこう心配する。「安倍さんはこれまで萩生田光一(幹事長代行)、世耕弘成(経産相)、加藤勝信(厚労相)ら気の許せる側近たちを官邸に置いていた。彼らは何か問題が起きると“総理、大丈夫です”“素晴らしい答弁でした”と励ますのがうまく、総理のストレスを緩和する精神安定剤の役割を果たしていた。 ところが、そうした側近たちが出世して大臣や党幹部になり、官邸から“卒業”してしまった。加藤厚労相に至っては捏造問題の対応で総理に“あいつは頼りにならない”といわれ、逆にストレスの種になっている」 そんな安倍首相にとって新たな精神安定剤になっているのが、自民党の「魔の3回生」との食事会だ。 この2月から首相は自民党1~3回生の若手議員を公邸に招いて懇親会をスタートさせた。当選1回の新人から順に公邸に招き、3回生との懇親会は2月13日から行なわれた。◆「5年前はカレーだった」 安倍首相は“魔の3回生”を前にするとつい口が軽くなる。「君たちくれぐれも秘書は大切にしてくれよ。秘書とのトラブルで人生を台無しにする人もいるんだから」 公邸での懇親会は長テーブルの上座に首相、その隣に進行役の西村康稔・官房副長官が座り、約20人の3回生がズラリと並んでいた。 彼らのほとんどは安倍氏が先頭に立って民主党から政権を奪還した2012年の総選挙で初当選した「安倍チルドレン」だ。高い内閣支持率を背景に風に乗って当選を重ね、選挙の苦労を知らないだけにスキャンダルが絶えない。同期にはゲス不倫の宮崎謙介氏や「このハゲー!」発言の豊田真由子氏ら議席を失った者もいる。 首相も国会と違って彼らの前では元気になる。13日の懇親会は平昌五輪の開会式から帰国したばかりとあって、首相のスピーチは朝鮮半島情勢の話から始まった。「(北朝鮮への対応は)米国と緊密に連携することが大事だ。拉致問題を含めてしっかり対応していく」 憲法改正の話にはとくに熱がこもった。「あなた方は憲法改正が国会で議論になる時代に議員になった。その責任を負っているということをよく自覚していただきたい」 一通りスピーチが終わると、シャンパンで乾杯。本格コース料理が奮発された。「われわれ魔の3回生(笑い)は、まだ新人だった頃に総理に招かれて公邸で懇談したことがある。あの時はランチでカレーライスだったから、えらい違いです。乾杯した後、肉料理やスープ、サラダまで美味しい料理が次々に出てきた。みんなシャンパンやワインを結構飲んでましたよ。総理も上機嫌で、乾杯のときはお酒にも口を付けていましたね」(出席した議員) 宴もたけなわになった頃、進行役の西村官房副長官が、「せっかくの機会だから」と出席者に1人ずつスピーチを求めた。事前通告なしのハプニングだ。「総理に伝えたいことを2分で喋れと突然言われました。地元の選挙区で困っていることや、次の市長選はどうしたらいいか、といった質問が出た。総理は一つ一つ親身に聞いて、『選挙に近道はない。地元を回って皆さんに顔を見せ、話をよく聞け』『君たちの一番大事な仕事は次も当選すること』とアドバイスをしてくれた。中には、総理にアピールしようとここぞとばかりに憲法改正への熱い意気込みを語る人や、地元に新幹線をつくってほしいという要望まででました」(別の出席議員) 自民党の3回生(衆院)は88人。懇親会は13日の1回目は北海道から北関東ブロックまでの約20人、次は東京や南関東ブロックという具合に約20人ずつ4回に分けて行なわれたが、2回目以降の出席者には「総理の前でスピーチさせられる」という情報がすぐ伝わってパニックが起きた。 西日本選出の3回生議員の1人は「アンチョコ」を用意したという。「総理の前であがって話が混乱したら大変。だから懇親会では自分のスピーチの順番までこっそり原稿を見て頭に叩き込むのに必死でした。テーブルには美味しそうな料理が並んでいたけど、何を食べたかも味も全く覚えていません」 まるで一夜漬けの受験生である。 当の首相は懇親会も4回目になると、議員のスピーチへのアドバイスもそこそこに、「ハイ、次」と流れ作業のようにこなしていたが、若手が自分の前に出るだけで緊張でガチガチになる様子を眺めるのは絶好のストレス解消になったはずだ。懇親会の中身については西村官房副長官から箝口令が敷かれたというが、内容にさしたる機密性は感じられないから、首相のうさ晴らしの実態が詳らかになるのがマズいと判断したのだろうか。※週刊ポスト2018年3月16日号
2018.03.07 07:00
週刊ポスト
【著者に訊け】黒野伸一氏 『国会議員基礎テスト』
【著者に訊け】黒野伸一氏 『国会議員基礎テスト』
【著者に訊け】黒野伸一氏/『国会議員基礎テスト』/小学館/1600円+税 酒場での何気ない会話が物語を生む。そんなことが作家・黒野伸一氏の日常には、本当に起きるらしい。「ある時、担当編集者と飲んでいたら例の号泣県議の話になって、『国会議員にも適性試験を受けさせた方がいいよね』みたいなことを私がポロッと言ったのが、盛り上がったんです」 その名も『国会議員基礎テスト』は、とある番組が現役議員に課した抜き打ち試験が反響を呼び、ついには〈国会議員基礎テスト法〉の立法化に動き出す顛末を、栃木県X区選出のイケメン三世議員〈黒部優太郎〉と、元キャリア官僚の政策秘書〈橋本繁〉、さらに就職先が産地偽装問題で傾き、地元栃木で私設秘書の職を得た〈杉本真菜〉の視点で描く。 実はこのテスト、元々は優太郎の無知を暴き、自分が後釜に座ろうとした橋本の策略だった。しかし橋本が信念を貫き、人だけはいい優太郎も世間の荒波に揉まれる時、世のため人のためを本当に考える政治が、朧げながらも姿を現わす。〈問一 政治とはなにか〉と、本書はそんな問いかけで始まる。第一章「基礎編」から終章「実践編」まで、Q&A形式で差し挟まれる基礎知識や蘊蓄が、ドラマと並行して読める趣向だ。「皆さんも疑問に思われたことがありませんか。主権在民を謳うこの国では、まず国民が選挙で国会議員を選び、その下に内閣総理大臣が任命した各行政府の大臣や最高裁の長官がいる。つまり力関係的には(1)国民、(2)立法、(3)行政、(4)司法の順。でもなぜか下へ行くほど試験が難しくなるんです。 私がもう一つ気になるのは、戦後日本では民主主義といいつつ、企業のトップは今も世襲で決まることがある。世襲というのは中世の専制政治に近い。搾取しか頭にない暴君に心身が壊れるまでサービス残業をさせられるブラック企業の社員には、民主主義なんて実感できないでしょう。 つまり日本では民主主義を体感できている国民も、民主主義を正確に理解している人も少ない。せめて国民が今みたいに議員をバカにしないためにも、議員にテストを受けさせるのはどうだろうと思ったんです」 都内の有名私立大に学び、商社勤務を経て病身の父親の地盤を継いだ優太郎は、女性誌にも取り上げられるほど顔も育ちもいい独身の33歳。かたや地方の国立大出身で出世の限界が見えた橋本は、東大出身かどうかで将来が決まる世の中に不満を抱く44歳と、両者の造形は水と油ほどに対照的だ。 その橋本が、高校の友人で人気番組「TVバスター」のディレクター〈須藤〉に持ちかけたのが、今話題の議員を集め、ある政治学者考案の検定試験を抜き打ちで行なう特番企画だった。 解答者は先に既婚女子アナとの不倫を報じられた優太郎や、優太郎と同期のお調子者〈内田修造〉、号泣会見で話題の元県議らで、合格点は50問中35点。内田や号泣県議が意外にも健闘する中、優太郎だけが落第点を取り、ネットでは〈バカに国民の代表は務まらねー〉等々、非難囂々だ。 結果、二股疑惑まで報じられた優太郎は議員辞職に追い込まれる。一方晴れて補選を制した橋本はテスト法の立案に動き出すが、二人の命運はその後も紆余曲折、そのうちまるで同じ匂いまでしてくるから面白い。◆政治家のレベルを決めるのは国民 一見して元ネタがわかる不祥事や、若手議員の志を阻む党内の力学。優太郎が辞職後に働き始めた介護施設の劣悪な労働状況や、過疎の村で独自の共同体を作って農業に励む若者集団など、本書に詳述される背景は全て日本の現実だ。そして介護現場で使い捨てにされる職員や若者の失望に直面し、次こそ自分の意思で国政の場に立とうとする優太郎と、離党覚悟で志を貫く橋本。二人はやがてよきライバルとなり、与党の古参議員〈渥美〉も交えた三つ巴戦を戦うのだ。「優太郎はこの国の現実を知ることでようやく大人になり、優等生然として鼻持ちならない橋本も一応筋は通っている。彼は人に厳しい分、自分にも厳しいからこんな法案を考えたわけで、当初はそれぞれ成長もした二人を一騎打ちさせる予定でした。そのどちらか一人を選ばなきゃいけないのが小選挙区制導入後の我々の現実ですし、やはり政治は知性人品に優れたイイ人間がやるべきだと思うので。 一方、エンタメ的には主人公がライバルと闘って勝つ方がもちろんスッキリはする。でもそれだけじゃ面白くない。そこで、世のため人のためを真剣に考える二人の外側に、自分にだけは甘い反対派の渥美という第三の対立軸を置く必要があったんです」 優太郎の失職後、橋本の秘書となる真菜は、そんな二人の変化の格好の観察者だが、中でも彼女が橋本と民主主義について議論するシーンが出色だ。彼は言う。〈社会が不安定になり、生活が苦しくなれば、政治が悪いと一方的にまくし立てる。国民全員が主体性を持って立ち上がるのが民主主義なのに、すべてあなた任せ、政治家任せだ〉〈長期政権を支えた歴代の首相は皆、独裁者タイプだ〉〈ヒットラーだって、選挙で選ばれた〉〈民主主義とは独裁のことなんだよ。国民は良き独裁者を、待ち望んでいるんだ〉「確かに正論ではあるし、戦後文部省が出した文書を読んでも、日本には民主主義が絶対必要だというわりに、そんな教育は一切してこなかった。その結果が、中身もよくわからないままそれを素晴らしいもののように思いこむ、今の一億総お任せ民主主義なんです。 私が思うに民主主義自体、一人に権力が集中すると危ないから分散させようという性悪説の産物。要は人を信用していないし、ベターではあってもベストな制度ではない。特に西洋に倣っただけの日本の民主主義はシステム的に歪みも多い。本当は日本の風土に合った民主主義が構築されるのが理想だけど、完璧な正解は永遠に出ない気もする」 橋本の法案も議員の覚悟を質すことを真の目的とし、そもそも正解などないのが政治なのだ。だから単なる政争や善玉悪玉論を超えた、優太郎や橋本や真菜の等身大の揺れが、読む者をこれほどザワつかせるのだろう。「これはよく言われることですが、政治家のレベルを決めるのは国民でしかない。我々は豊田真由子元衆院議員の『このハゲ~』発言や不倫議員を叩く前に、自分たちの不勉強や依存体質を恥じ、答えなき問いを問い続ける途方もなさに、耐えるしかないのかもしれません」【プロフィール】くろの・しんいち/1959年横浜生まれ。2006年に第1回きらら文学賞を『坂本ミキ、14歳。』で受賞し作家デビュー。2011年刊行の『限界集落株式会社』はNHKでドラマ化もされ(出演/反町隆史、松岡茉優他)、好評を博す。「あの作品も地方再生や経済の話。我々オッサンは好きですからね、政治と経済の話が(笑い)。本書も飲み屋の政治談議の延長で、気軽に楽しんでくれれば嬉しい」。著書は他に『万寿子さんの庭』『長生き競争!』等。177cm、68kg、O型。■構成/橋本紀子 ■撮影/国府田利光※週刊ポスト2018年3月2日号
2018.02.24 16:00
週刊ポスト
※女性セブン2018年5号の当該記事以外は使用NG
残念な市長・市議に市民溜息 西宮、あわら、天理、加賀…
 この冬、7年ぶりの大雪に見舞われた福井県。各地で交通網がマヒ、休校する学校が相次ぐなど市民生活に大きな打撃をもたらした。県北端に位置するあわら市は風光明媚な温泉郷として知られるが、市内のとある温泉宿の女将がため息交じりに語る。「例年なら1月はお客さんが押し寄せて予約困難になるんですけど、今年は大雪のおかげでさっぱり。その上、何がつらいって、ぽつぽつ来てくれるお客さんがみな、“あの人”の話ばっかり聞いてくることです。地元の恥ですよ」 女将の言うあの人とは、同市の前市長・橋本達也氏(63才)のことだ。 昨年12月に辞職した橋本氏。理由は公務中のセクハラだった。市長在職中の2013年から複数回、市内在住の既婚女性にキスを迫ったり抱きついたり、足をなめるなどの行為に及んだ。現場の多くは、あろうことか市長の執務室だった。 本誌・女性セブン記者は、市内にある自宅を直撃したが、あいにくの留守。近隣住民によると「騒動後はあまり帰っていない。親戚の家に雲隠れしているのだろう」とのこと。別の住民が声をひそめる。「橋本さんは優しくてね、女好きなの。だからああいうことしそうだなって言ってる人は多いね」 地元ではこうした声が複数聞かれた。橋本氏だけではない。昨今、全国各地で「ざんねんな市長」が大量発生している。◆4回の辞職勧告も意に介さず「かっとして暴言を吐いた。お詫びしたい」。こう謝罪したのは兵庫県西宮市の今村岳司市長(45才)だ。ダンディーなあご髭がトレードマークの今村市長は1月4日の仕事始めの式で、質問のために駆け寄った読売新聞の記者に『殺すぞ』『寄るな』『しゃべるな』などの暴言を吐いた。 直前に行われた幹部職員への年頭挨拶の中で、今村市長は4月22日投開票の次期市長選に出馬しない意向を電撃発表。読売の記者は真意を聞くために駆け寄っただけだった。「番記者による夜討ち朝駆けの取材にそうとうカッカしていたらしいけど“(上司に)落とし前つけさすからな”とまで言いましたからね。ヤクザみたいだって怖がる女性職員もいます」(市関係者) そもそも同市長には以前から騒動の兆候があった。「やんちゃに振る舞うのがかっこいいと思っているんです。昔から前大阪市長の橋下徹さんのファンで、市議時代は茶髪にピアスがトレードマーク。橋下スタイルですよね。高校時代の喫煙経験を武勇伝的に披露したり、マスコミ批判を繰り返したり。周りは辟易ですよ。橋下さんほど人望があればいいけど、今村さんの場合はパフォーマンス止まり。本当に残念な人です」(同前) 奈良県天理市の並河健市長(39才)も負けてはいない。昨年8月の東京出張の際、ホテルにデリヘル嬢を呼んだことが『週刊新潮』(8月31日発売号)にすっぱ抜かれた。並河市長は報道直後に会見し「合法的なサービスだが、道徳的に適切ではなかった」と苦しい言い訳。それでも同年9月の選挙で再選したというから天理市民は心が広い。 市長だけではなく、市民の代表たる市議たちの残念さも枚挙にいとまがない。インターネットの掲示板に飲食店の誹謗中傷を書き込んで問題となったのは石川県加賀市の乾浩人元市議(47才)。昨年5月、乾氏は市内の飲食店について『ゴキブリ店主がゴキブリ入りの料理を出す店』などという中傷コメントを匿名のコミュニティーサイトに繰り返し書き込んだ。公人である市議の書き込みの影響は大きく、件の飲食店は閉店に追い込まれた。その後、乾氏は店主から訴えられ、名誉毀損罪で罰金30万円の略式命令を受けることとなった。 一連の騒動を受け加賀市議会は乾氏の辞職勧告決議案を提出・可決(12月11日)したが本人は続投を希望。しかし風当たりはその後も弱まらず、同19日夜に本人が辞職願を提出することになり、同日受理された。 一方、4回におよぶ辞職勧告にもかかわらずその席に座り続ける厚顔市議もいる。熊本市の北口和皇市議(きたぐち・かずこ/59才)は市職員へのパワハラなどで「第二の豊田真由子」と話題になった。同市議は市議会から3回、さらに政治家の倫理観などを審査する市政治倫理委員会から1回の辞職勧告を受けているが、意に介していないという。地元の市議会関係者が語る。「パワハラだけが辞職勧告の理由ではない。地元の漁協などへの業務委託とか補助金の支出などで不適正とされる案件が多数あるんです。それでも今の地位にすがり続けています」※女性セブン2018年2月8日号
2018.01.25 07:00
女性セブン
舛添要一×古谷経衡 ルックス高評価に甘んじる女性議員に苦言
舛添要一×古谷経衡 ルックス高評価に甘んじる女性議員に苦言
 女性政治家の失言やスキャンダルが政界に嵐を呼び、女性都知事がその嵐に乗じるも、彼女もまた躓いてしまう。昨年の衆院選をそう批評した古谷経衡氏が小誌に綴った「女性政治家の通信簿」が反響を呼んだ。  女性に点数を付けることが「女性蔑視」との声も寄せられたが、政治家の資質を問うことが非難されるのもおかしい。先進国で日本の女性議員率は圧倒的に低い(衆議院で約10%、世界平均の半分)。今回は古谷氏、そして日本はもちろん、海外の事例も知る舛添要一前都知事とともに、女性政治家の現状を語ってもらった。 〔※議員名のあとの括弧内の表記は、(年齢、所属、当選回数)を表す〕古谷:昨年、女性議員が政治家としての資質を問われるような問題を立て続けに起こしてメディアを賑わせました。 僕は、日本の女性議員が、「マドンナ議員」「女刺客」などと女性ということだけで注目され、自助努力も切磋琢磨もしてこなかった結果なのではないかと考えています。舛添さんはどうご覧になりましたか?舛添:大きな原因は2つあると思うんです。1つ目は1994年に導入した小選挙区制。1つの選挙区で1人しか当選しない小選挙区制の場合、女性候補が圧倒的に有利なんです。まず女性候補というだけで投票する有権者がいる。加えてルックスがある程度よければ、さらに票が増える。東大卒、元弁護士、元官僚という肩書でさらに票の上積みが期待できる。だから政治家としての資質が乏しい女性が当選しはじめた。 不倫スキャンダルの山尾志桜里(43・無所属〈元民進〉・衆3期)は元アニー(ミュージカル主役)で美人な上に、東大卒の元検察官。暴言問題の豊田真由子(43・無所属〈元自民〉・17年落選)も東大卒の厚生官僚でしょう。古谷:でも、本人にとって能力ではなく、ルックスや肩書で評価されるのは屈辱ですよね。舛添:もちろんそうです。古谷:ここで考えなければならないのは、女性議員がそこに安住してしまっていることだと思うんです。稲田朋美(58・自民・衆5期)なんて、保守のおじいちゃんにちやほやされて、あれよあれよという間に防衛大臣に就任した。結局すぐに日報問題で辞任に追い込まれましたが。 杉田水脈(50・自民・衆2期)も同じです。市職員だった女性が保守のおじさんに「憂国の士」とおだてられて政治の世界に登場した。閉鎖空間でしかモテないオタクサークルの姫的な存在になり、本人たちは満足する。だから努力も切磋琢磨もしない。男性優位社会に、逆に甘えているのではないでしょうか。舛添:右寄りの女性議員といって思い出すのが、山谷えり子(67・自民・参3期)です。私が議員時代のことです。自民党内で憲法改正の議論中に山谷が「しき嶋のやまとごころを……」と本居宣長の敷島の歌を暗唱しはじめた。みんな唖然としていました。古谷:それは「八紘一宇」という言葉を唐突に口にする三原じゅん子(53・自民・参2期)にも共通しますね。ぼくは、彼女たちは伝統的な反共右翼ではなく、「スピリチュアル右翼」だと見ています。 スピリチュアル右翼は神話の世界や神道、『古事記』に傾倒して、なぜか土や水を大切にする。その典型が、政治家ではありませんが、安倍昭恵(55)です。僕は女性議員の右傾化を「スピリチュアル右翼」というトレンドから読み解けるのではないかと考えているんです。【PROFILE】ふるや・つねひら/1982年北海道生まれ。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。文筆家。主な著書に『左翼も右翼もウソばかり』『草食系のための対米自立論』『「意識高い系」の研究』。最新刊に『「道徳自警団」がニッポンを滅ぼす』。【PROFILE】ますぞえ・よういち/1948年福岡県北九州市生まれ。1971年東京大学法学部政治学科卒業。2001年参議院議員(自民党)に初当選し、厚生労働大臣等を歴任。2014年2月、都知事就任。2016年6月、辞任。辞任後初となる著書『都知事失格』が弊社より発売中。※SAPIO2018年1・2月号
2018.01.08 07:00
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