国内

マイクの握りでわかる上西小百合議員の自分アピり度

謎の会見でさらに非難囂々…

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回は、上西小百合議員の謎の会見について。

 * * *
 自身のつぶやきがもとでツイッターが炎上、殺害予告が届くまでの騒動になった衆議院議員の上西小百合氏。開いた会見で何を言いたかったのか、その真意を探ってみた。

 発端は、15日のJ1・浦和レッズとドルトムントの親善試合を「遊びなのか」と揶揄したこと。これがサポーターなどから反発を買うと、「応援しているだけのくせに…他人に自分の人生乗っけてんじゃねぇよ」と挑発的なコメントをリツィート。すると殺害予告が届く事態に。

 まずは事務所で開いた緊急会見、レポーターの質問に鼻息荒く「感想を述べただけ」と、謝罪する気はまるでない。それどころか、口調はどんどんきつくなり「言わせていただいただけ」「一部の過激な人に抗議のコメントを出しただけ」と、一瞬、身体をのけぞらせて自らの正当性をアピールする場面も。

 見かねた公設秘書の「お詫びしないとダメ」というダメ出しにも、目を合わせず不満そうな表情で、上着のボレロを直した上西氏。こういう場で上着を直す仕草には自己防衛の意味があり、秘書に口を出されたくなかったのか、バツの悪さを隠すためか。その後も秘書からのダメ出しが続くという議員らしからぬ展開が、情報番組の話題になった。

 警察に殺害予告について相談した後、開いた会見では、少しトーンの高いよそいきの声でまずは挨拶。質問が飛び出すかと右に左に首を振り、期待に満ちた視線を送るが記者たちの反応は鈍く、上西氏はつまらなそうながっかりした表情。だが次の瞬間、セットされていたマイクをいきなり手に取った。

 注目されるべきは自分、とでも言いたげなこの行動は、自己顕示欲の強さの表れだろうか。記者らに質問を促すとともに、秘書のダメ出しが面白おかしくテレビで流され、自分より秘書に注目が集まる事態に、主役の座を取られてなるものかとプライドが刺激されたのかもしれない。

 だが質問は出ない。すると彼女がしたのは、マイクを握りながら、指を1本あごに当てて、すねたように問いかける仕草。これは、小さい子供やぶりっ子女子が欲しいものをねだる時のお約束、ねだったものが手に入らないと、「どうして?」「わかんない!」と困らせる時の仕草ではないか。そう思って見ると、普段から彼女は、口をすぼめたり、キョトンとしたり、小首を傾げてみせたりと子供っぽさをアピールすることが多い。

 この癖が染みついているのか、本人はその仕草をすると、自分がかわいく見えると思っているのだろう。しかし、それでも質問がこないと、眉尻を八の字に下げ悲しそうに、口をわずかに尖らせ苦笑した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

無期限の活動休止を発表した国分太一(50)。地元でもショックの声が──
《地元にも波紋》「デビュー前はそこの公園で不良仲間とよくだべってたよ」国分太一の知られざる “ヤンチャなTOKIO前夜” 同級生も落胆「アイツだけは不祥事起こさないと…」 【無期限活動停止を発表】
NEWSポストセブン
草野刑事を演じた倉田保昭と響刑事役の藤田三保子が当時を振り返る(撮影/横田紋子)
放送50年『Gメン\\\'75』 「草野刑事」倉田保昭×「響刑事」藤田三保子が特別対談 「俺が来たからもう大丈夫だ」丹波哲郎が演じたビッグな男・黒木警視の安心感
週刊ポスト
月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』主演の中井貴一と小泉今日子
今春最大の話題作『最後から二番目の恋』最終話で見届けたい3つの着地点 “続・続・続編”の可能性は? 
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《あだ名はジャニーズの風紀委員》無期限活動休止・国分太一の“イジリ系素顔”「しっかりしている分、怒ると“ネチネチ系”で…」 “セクハラに該当”との情報も
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一
《どうなる“新宿DASH”》「春先から見かけない」「撮影の頻度が激減して…」国分太一の名物コーナーのロケ現場に起きていた“異変”【鉄腕DASHを降板】
NEWSポストセブン
日本のエースとして君臨した“マエケン”こと前田健太投手(本人のインスタグラムより)
《途絶えたSNS更新》前田健太投手、元女子アナ妻が緊急渡米の目的「カラオケやラーメン…日本での生活を満喫」から一転 32枚の大量写真に込められた意味
NEWSポストセブン
出廷した水原被告(右は妻とともに住んでいたニューポートビーチの自宅)
《水原一平がついに収監》最愛の妻・Aさんが姿を消した…「両親を亡くし、家族は一平さんだけ」刑務所行きの夫を待ち受ける「囚人同士の性的嫌がらせ」
NEWSポストセブン
中世史研究者の本郷恵子氏(本人提供)
【「愛子天皇」の誕生を願う有識者が提言】中世史研究者・本郷恵子氏「旧皇族男子の養子案は女性皇族の“使い捨て”につながる」
週刊ポスト
夫・井上康生の不倫報道から2年(左・HPより)
《柔道・井上康生の黒帯バスローブ不倫報道から2年》妻・東原亜希の選択した沈黙の「返し技」、夫は国際柔道連盟の新理事に就任の大出世
NEWSポストセブン
新潟で農業を学ことを宣言したローラ
《現地徹底取材》本名「佐藤えり」公開のローラが始めたニッポンの農業への“本気度”「黒のショートパンツをはいて、すごくスタイルが良くて」目撃した女性が証言
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
《セクハラに該当する行為》TOKIO・国分太一、元テレビ局員の年下妻への“裏切り”「調子に乗るなと言ってくれる」存在
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン