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天気予報「時々雨」と「一時雨」はどっちが長く降るのか

「時々雨」と「一時雨」はどっちが長く降る?

 猛暑にくわえ、突然雹が降ったりゲリラ豪雨もある──例年にまして天気予報が見逃せない夏である。新聞、テレビ、ラジオ、インターネット……今や予報は至るところで入手できるがどれも微妙に異なっていたりする。天気予報の見分け方を紹介しよう。

●熱中症リスク判断は「湿度」「風」も重要

“今日は最高気温が低いから熱中症は心配ない”──そう思うのは間違いだという。「湿度」と「風」が重要と指摘するのは、日本テレビ系『news every.』の気象予報士・木原実氏だ。

「例えば、風が強い35℃の海辺よりも、30℃で高湿度の場所にいるほうが、熱中症リスクは高まります。毎日の『熱中症予報』に加え、天気予報で予報士が『今日は湿度が高く、風がありません』ということを強調した場合、特に警戒してください」

●「時々雨」と「一時雨」はどっちが降る?

 意外と正確に知らないのが「天気予報用語」だ。元ヤフー天気情報プロデューサーで気象予報士の池田洋人氏が説明する。

「〈時々〉は予報期間の半分未満、〈一時〉は4分の1未満の時間だけ雨が降る、ということです。つまり、〈時々〉のほうが長く降る。

 例えば、東京で12時から18時まで〈雨〉の予報が出ているとすると、『時々』ならその6時間の間に降る雨の合計時間が半分の3時間未満、〈一時〉ならさらに半分の1.5時間未満という意味です。ちなみに、『ところにより』と言う場合は、東京の半分未満の面積で雨が降るという意味です」

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