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故・羽田孜元首相から自民党への“遺言”「政治が乱暴すぎる」

羽田孜元首相から本誌に届いた自民党への「遺言」

 羽田孜元首相が8月28日、老衰のため、東京都内の自宅で死去した。享年82。羽田氏は1969年、自民党公認で衆議院選挙に立候補しトップ当選。以来、1993年に離党し新生党党首に就任するまで、24年間、自民党に籍を置いた。そんな羽田氏は今の自民党政治についてどう思っていたのだろうか。

「週刊ポスト」2017年7月21・28日号では、9人の自民党OBが古巣に苦言を述べる〈我が身命を賭して述べる「古巣への戒飭」〉という特集を掲載している。「戒飭(かいちょく)」とは人に注意を与えて慎ませること。そこで羽田氏にも登場してもらうべく、企画趣旨を伝えたところ、高齢で取材には応じられないとしたものの、「短いメッセージなら」と、強い思いのこもった直筆の文書が届いた。そこには、以下の言葉が綴られていた。

「政治が乱暴すぎる。国民に背を向けた狂瀾怒濤政権に終止符を。政道とは民のためにあり」

 羽田氏から古巣・自民党への「遺言」となった。

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