茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された事件で1月21日、元交際相手の大内拓実容疑者(28)が逮捕された
「自分のネイルサロンを始めたんだ」──昨年の初春、中学生時代に埋めたタイムカプセルを開ける同窓会行事で、小松本遥さん(31)は笑顔で同級生にそう語った。その後まもなく新しい命を授かり、順風満帆だった人生に翳りが見えたのは夏頃のことだ。
「会いたい」
2024年に別れた元交際相手、大内拓実容疑者(28)からの突然の連絡だった。すでに解消したはずの関係の“再構築”を迫るような男の言葉に、小松本さんはすぐ「会いたくない」と突きつけた。この意思表示が、数か月後に起きる凄惨な事件の“引き金”になってしまった──。
2人の出会いは水戸市随一の繁華街。小松本さんはネイルスクールで資格の勉強するかたわら、学費や事業資金のために、とある飲食店でバイトを始めた。そして2024年、店に訪れた大内容疑者と知り合った。
客と店員という垣根を越え、いつしか2人は交際関係に発展。容疑者にとっては“初彼女”だったようで、その浮かれぶりに周囲の人間もすぐに気づいた。
「4年ほど前から、高校の友達なんかとたびたびお店に来てくれていました。そのうち、一度だけ彼女(小松本さん)と飲みにきたことがあって。周りからよく『彼女ができたことない』とイジられていたから、彼女ができたことが嬉しかったんでしょうね。出会ってすぐくらいのタイミングだったと思う。
奥の席に座っていたんですが、付き合いたてということもあってか、見るからに幸せそうでした。お酒も彼が奢っていましたよ」(飲食店関係者)
2人は2024年の年内には破局。翌夏、前出のとおり容疑者は小松本さんにSNSや電話で連絡を試みたがこれを拒否された。願望を叶えられなかった男がその後、選んだ手段はストーカーだった。大手紙社会部記者の解説。
