たしかに日本のファンにとってワクワクする展開である。しかしそう簡単に事が運ぶかは分からないようだ。MLB関係者がいう。
「アメリカ本国ではそれでも本命は同じナ・リーグのパドレスだといわれています。日本ハムが業務提携をしている球団で、すでに大谷の通訳に野茂氏の息子を予定していると伝えられるなど、相当前のめりになっているとみられている。それにダルビッシュについてはプレーオフの結果とオフの交渉次第では来季の契約が折り合わない可能性も高い」
パドレスか、ドジャースか──。大谷の胸中はわからないが、「夢の3本柱」実現となれば、ロス行きのチケットを手にする日本人が急増するのは間違いない。
※週刊ポスト2017年9月8日号