「学生時代、サラリーマン時代と、人生の前半は確固たる社会のシステムが構築されており、そこに身を委ねればある程度生活は保障されていた。しかし年金問題を見れば分かるとおり、人生の後半期、つまり老後の社会システムはあまりに流動的です。ここでは社会にあまり期待してはいけない。頼りになるのは自分だけと考えるべき。外から与えられて良い就労機会に恵まれることは非常に少ないとまず認識しなければなりません」

◆「資格」が職を遠ざける

 同書内では、高齢者が厳しい現実に立ち向かう上で必要な心構えを「定年後にやってはいけない十戒」としてまとめている。その「やってはいけない」の筆頭は、意外にもこの2つだ。

■資格を取ってはいけない
■学校に行ってはいけない

 少しでも有利な勤め先を得るために必要なことは何か──まず思いつくのが、「自らのスキルを高めておくこと」という答えだろう。都内のメーカーに勤める59歳のA氏はこんな準備を始めている。

「“ツブシのきく資格を持つのが一番”と考え、ビジネスマンに人気の国家資格・中小企業診断士の受験に向けて準備を進めました。今から司法試験や公認会計士というのは難しいでしょうが、このあたりなら……。スクールには年間で25万円ほど支払っています。未来への投資と思えば仕方がない出費です」

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